このような疑問にお答えすべく、Google アナリティクスの設定方法を図解。初心者向けに、わかりやすく解説しています。
Google アナリティクスの導入を検討している方は必見です!
:::memo 各自 Google アカウントは作成しておきましょう。Google アカウントをお持ちでない方は、公式で Google アカウントを作成してください! :::
👇 実は Google アナリティクスには、新旧の 2 種類があります。
新しさ | 名前 | 略称 | 料金 |
---|---|---|---|
旧 | ユニバーサルアナリティクス | UA | 無料 |
新 | Google Analytics 4 | GA4 | 無料 |
昔は Google アナリティクスには UA しかありませんでしたが、2020 年 10 月に新型の GA4 が登場しました。
GA4 は UA と比べて、以下のような特徴があります。
:::memo 両者の違いはやや難しいため、割愛します。詳細は別記事で解説する予定です! :::
:::details GA4 が登場した背景 UA では、Cookie(読み方:クッキー)で計測しています。しかし、この Cookie には、プライバシーやセキュリティの問題がありました。その対応策として、イベントで計測する GA4 が登場したのです。 :::
一見、GA4 だけ導入すれば十分と感じるかもしれませんが、本メディアでは、UA と GA4 両方の導入を推奨します。
👇 理由はこちら
このような背景から、現地点では UA と GA4 の併用がベストです。以降から、本メディアでは UA と GA4 の導入方法を解説します。
:::memo 初心者は UA をメインで使いながら、徐々に GA4 に慣れていくと、良いでしょう。 :::
👇 Google アナリティクスの全体像をまとめた図になります。
このように、アカウントの中に複数のプロパティが存在します。プロパティはドメイン(例: htpps://~~~.com
)ごとに作成。最後に、発行されたトラッキングコードを Web サイト(head
タグ)に埋め込めば、Google アナリティクスで数値計測ができるようになります。
:::memo アカウントの作成は最初だけです。それ以降はアカウントに紐づけて、プロパティのみ作成していきます! :::
Google アナリティクスにおける設定方法の流れは以下の通りです。
順番に解説していきます。
👇まず、こちらのGoogle アナリティクスのアカウント作成ページをクリックし、アカウントを作成していきます。
「促進を開始」をクリック
👇 続いて、アカウントの設定を行います。 各自、アカウント名を入力
👇 アカウントのデータ共有設定は、初期値のままで OK です。 「次へ」をクリック
👇 次は、プロパティの設定を行います。 プロパティ名は各自入力。レポートのタイムゾーンと通貨は日本に設定
👇 このままでは、GA4 のみのプロパティしか作成されないため、UA のプロパティも作成するように設定します。 「詳細オプションを表示」をクリック
👇 UA プロパティ作成の設定をしていきましょう。 「ウェブサイトの URL」を各自入力。確認したら、「次へ」をクリック
👇 ビジネス情報を登録していきます。 当てはまる項目を各自チェックし、「作成」をクリック
👇 すると、利用規約の確認画面が表示されるため、確認できたら、同意しましょう。 利用規約をチェックし、「同意する」をクリック
以上で、アカウントとプロパティ(UA と GA4)の新規作成が完了になります!
👇 ウェブ ストリームの詳細の画面が表示されたら「×」をクリックすると、閉じられます。
プロパティを作成できたら、UA と GA4 の画面をそれぞれ確認してみましょう。
👇 まず、作成したプロパティを確認してみます。 画像にある矢印部分をクリック
👇 すると、アカウントと紐づくプロパティは表示されるはずです。
ここから、UA や GA4 などプロパティを切り替えられます。
👇 最初に、UA のプロパティを開いて、ダッシュボード画面をチェックしてみましょう。 「すべてのウェブサイトのデータ」をクリック
👇 このような画面が表示されれば、成功です!
:::memo UA の使い方は後日、解説する予定です。 :::
👇 続いて、GA4 のプロパティを確認してみましょう。 GA4 のプロパティをクリック
👇 このような画面が表示されれば、成功です!
:::memo GA の使い方は後日、解説する予定です。 :::
👇 まず、UA プロパティから、トラッキングコードを取得しましょう。 UA プロパティの状態で、左サイドバーの「管理」をクリック
👇 すると、管理画面が表示されるため、トラッキングコードを取得していきます。 「トラッキング情報」>「トラッキングコード」をクリック
UA
の頭文字から始める UA-XXXXXX-X
が UA のトラッキング ID です。
👇 グローバル サイトタグにあるトラッキングコードをコピーしましょう。 UA のトラッキングコードをコピー
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'UA-XXXXXX-X');
</script>
後で、GA4 のトラッキングコードと合体させるため、メモ帳などにメモしておいてください!
👇 続いて、GA4 のトラッキングコードを取得していきます。 GA4 プロパティの状態で、左サイドバーの「管理」をクリック
👇 すると、管理画面が表示されるため、トラッキングコードを取得していきます。UA とは方法が異なるため、ご注意ください。 「データストリーム」をクリック
「全て」>「URL」をクリック
G
の頭文字から始める G-XXXXXXXX
が GA4 のトラッキング ID です。
👇 グローバル サイトタグにあるトラッキングコードをコピーしましょう。 グローバル サイトタグのトラッキングコードをオープン
👇 GA4 のトラッキングコードが表示されたら、gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
をコピーしてください。
実は、UA と GA4 のトラッキングコードを比較してみると、殆ど同じです。
👇 そのため、コピーした UA のトラッキングコードに対し、gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
を貼り付ければ、UA と GA4 がセットのトラッキングコードが完成します!
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'UA-XXXXXX-X');
// 追記
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
詳細は公式ドキュメントをご覧ください。
:::memo
GA4 に関して https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X
の ?id=UA-XXXXXX-X
となっていますが、問題ありません。公式ドキュメントと同じ方法を採用しています。
:::
後は、上記のトラッキングコードを、head
タグに埋め込めば完了です!
WordPress であれば、多くのテンプレートで管理画面から head
タグに埋め込めます。各自、使用しているテンプレートで、head
タグの設定方法を調べてみましょう。
👇 無料テンプレート「Cocoon」の場合 Cocoon の設定画面
Cocoon の head
タグの設定
最後に、UA と GA4 の導入チェックを行います。
👇 Web サイトにアクセスした後、UA のリアルタイム数値に、ご自身のアクセスが反映されていれば、OK です!
👇 GA4 も同様に、リアルタイム数値に、ご自身のアクセスが反映されていれば、OK です!
UA は Web サイトにアクセス直後に、リアルタイム数値に反映されますが、GA4 は UA と比べて、反映までやや時間がかかる印象です。GA4 のみ反映されない場合は、少し待ってみましょう。
:::memo Google アナリティクスのデバッグができるChrome 拡張機能もありますが、簡易版(トラッキングコードの有無を判断)のため、本メディアでは手動での確認方法を紹介しています。 :::
:::alert ご自身のアクセスをフィルタリングしている場合は、リアルタイム数値に反映されません。 :::
以下、まとめです。
head
タグに埋め込めば完了Google アナリティクスを導入し、Web サイト改善の一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです!
]]>このような疑問にお答えすべく、初心者向けに WordPress のバックアップ・復元について、わかりやすく解説しました。
予期せぬトラブルに備えるため、バックアップは重要です。WordPress のバックアップをしていない方はぜひ一読してみてください!
👇 WordPress でバックアップすべきデータはこちらです。
バックアップすべきデータ
データベースには、記事などの重要なデータが管理されているため、丸ごとバックアップします。また、WordPress 配下で管理しているプラグイン、テーマ、アップロードも、独自のデータになるため、バックアップが必要です。
:::memo WordPress を丸ごとバックアップすることも当然あります! :::
バックアップのタイミングは大きく分けて以下3つです。
css
ファイルfunctions.php
順番に解説します。
バージョン更新によって、プログラムが正常に動作せず、思うように Web ページが表示されないケースがあります。そのため、バージョン更新前に戻せるように、事前にバックアップすることをオススメします。
スタイル(見た目の装飾)や WordPress のプログラムをカスタマイズできる functions.php
を変更する時も、予期せぬトラブルが発生しやすいため、事前にバックアップすることをオススメします。
予期せぬデータの破損などにも備えて、週イチ 〜 月イチで定期的にバックアップしておくと、安心できます。
WordPress のバックアップが簡単にできる無料のプラグインが 2 つあります。
どちらも有名ですが、初心者には UpdraftPlus をオススメします。なぜなら、以下のような初心者にピッタリの特徴があるからです。
バックアップは復元までがセットです。UpdraftPlus を使えば、管理画面で簡単に復元できます。BackWPup の場合、初心者にはバックアップの復元が難しめです。
そのため、本メディアでは初心者に UpdraftPlus を推奨しており、以降から UpdraftPlus のバックアップ・復元方法を解説します!
:::memo BackWPup と UpdraftPlus の違いは、最後に後述しています。気になる方はリンクをクリックしてみてください! :::
UpdraftPlus でバックアップする手順は以下の通りです。
順番に図解していきます。
👇 まず、UpdraftPlus をインストールし、有効化しましょう。
UpdraftPlus を検索し、インストールボタンをクリック
UpdraftPlus をインストールしたら、有効化ボタンをクリック
以上で、UpdraftPlus のインストール → 有効化が完了です!
👇 続いて、UpdraftPlus で定期的にバックアップするための設定を行います。
UpdraftPlus の設定画面を開く方法
設定画面を開いたら、定期実行の頻度とバックアップの保存数を設定します。各項目に意味は以下の通りです。
👇 定期実行の頻度とバックアップの保存数の設定
👇 次は、バックアップファイルの保存先を設定しましょう。本メディアでは Google Drive(無料)に保存します。
👇 すると、Google Drive の設定が表示されます。認証は設定を保存した後に行うため、次の設定に移りましょう。
👇 バックアップするファイルは初期値で OK です。
👇 最後に、保存ボタンをクリックしましょう。
👇 すると、Google Drive の認証を促すポップアップ画面が表示されるため、認証を行いましょう。 Google Drive の認証をスタート
Google Drive のアカウントを選択
Google Drive との連携を許可
👇 認証が完了すると、完了画面が表示されるため「Complete setup」ボタンをクリックしてください。
👇 すると、設定画面に ”成功” と表示されるはずです!
以上で、UpdraftPlus の設定は完了です。設定した翌日から定期的に自動でバックアップしてくれます。
👇 設定が完了したら、試しに手動でバックアップを実行してみましょう。 設定画面にある「今すぐバックアップ」ボタンをクリック
👇 今回は全てのファイルをバックアップしてみます。自動削除の対象になるように「手動削除のみ許可」のチェックは外しておきましょう。
👇 しばらく待つと、バックアップが完了。既存のバックアップにファイルが表示されます。
👇 Google Drive の UpdraftPlus
ファイルにアクセスすると、バックアップファイルを確認できるはずです。
:::memo UpdraftPlus では、テーマやプラグインなど分別されてバックアップされます。そのため、一部のファイルのみ復元することも可能です。 :::
UpdraftPlus でバックアップを復元する方法も紹介します。
👇 まず、復元したいバックアップの「復元」ボタンをクリックしましょう。
👇 続いて、復元したいファイルにチェックを付けて、「次」ボタンをクリックしてください。
しばらくの間、復元の準備が始まります。
👇 少しばかり待機すると、ファイルサイズが異なる等の警告が表示されるかもしれません。基本的に問題なさそうであれば、「復元」ボタンをクリックしましょう。
👇 後は、復元が完了するのを待つのみです!
:::alert WordPress のバージョンを戻したい場合は、ダウングレードできるプラグインをお使いください。 WordPress の主要なプログラムは UpdraftPlus のバックアップの対象外のため、復元してもWordPress のバージョンは元に戻りません。 :::
👇 BackWPup と UpdraftPlus の大きな違いは、バックアップの対象範囲です。
プラグイン | バックアップの対象範囲 |
---|---|
BackWPup | データベース + WordPress 丸ごと |
UpdraftPlus | データベース + WordPress の一部( wp-contents ファイルのみ) |
全てバックアップしたい時は、復元の難易度が上がりますが BackWPup を使用しましょう。
また、UpdraftPlus の無料版はバックアップの定期実行における時刻を指定できません。一方で、BackWPup は時刻の指定が可能です。一般的に、バックアップの処理は重くなりやすいため、アクセス数が少ない深夜帯に行います。
定期実行の時刻指定ができないのは、UpdraftPlus のデメリットと言えるでしょう。
:::memo 私は両者のプラグインを使用していますが、初心者であれば UpdraftPlus で良いと感じます。 WordPress に慣れ、必要になったタイミングで BackWPup も使ってみると良いでしょう。 :::
👇 BackWPup vs UpdraftPlus のまとめ(両者ともに無料)
BackWPup | UpdraftPlus | |
---|---|---|
バックアップの難易度 | ◯ | ◎ |
復元の難易度 | ▲ | ◯ |
バックアップの範囲 | 全て | wp-contents ファイル + データベース |
定期実行 | ◯ | ◯ |
定期実行の時刻を指定 | ◯ | ✗ |
以上になります。WordPress のバックアップの参考になれば幸いです!
]]>本記事ではこのような疑問を解決すべく、WordPress でのサイトマップの作成方法を紹介します。
:::memo サイトマップについて、よくわからん…って方は、初心者向けにまとめたサイトマップとは?の解説記事も併せてご覧ください! :::
WordPress ではバージョン 5.5 から、サイトマップを自動で生成する機能がデフォルトで搭載されました。 参考:New XML Sitemaps Functionality in WordPress 5.5 – Make WordPress Core
すでに WordPress をサーバーにインストールした方は、https://~~~~.com/sitemap.xml
にアクセスしてみてください。おそらく、下図のようなサイトマップが表示されるはずです。
WordPress の標準機能で生成されたサイトマップ
WordPress 標準のサイトマップはシンプルすぎて、実運用では物足りない印象があります。例えば、以下のようなことができません。
このような背景から、本メディアでは 200 万以上もインストールされている老舗のプラグイン “XML Sitemaps” で、サイトマップを生成することを推奨しています。
:::details WordPress 標準のサイトマップで十分な方へ プラグインでサイトマップを生成せず、サイトマップの送信方法の見出しまで進んでください! :::
“XML Sitemaps” でサイトマップを生成する手順は以下は通りです。
順番に解説します。
まず、標準で搭載されているサイトマップの生成機能を停止しましょう。方法は非常に簡単です!プラグイン “Disable WP Sitemaps” をインストール → 有効化するだけで停止できます。
👇 Disable WP Sitemaps のインストール → 有効化する方法 Disable WP Sitemaps のインストール
Disable WP Sitemaps を有効化
以上で、WordPress 標準のサイトマップ停止が完了となります!
:::details Disable WP Sitemaps を使わない場合
function.php
に add_filter( 'wp_sitemaps_enabled', '__return_false' );
を追記すると、プラグインを使用することなく、WordPress 標準のサイトマップを停止できます。
:::
👇 続いて、プラグイン “XML Sitemaps” をインストール → 有効化しましょう。 XML Sitemaps のインストール
XML Sitemaps の有効化
👇 最後に XML Sitemaps の基本的な設定します。 XML Sitemaps の設定を開く
👇 基本的な設定は初期設定のままで OK です。特に変更する必要はありません。
XML Sitemaps の基本的な設定
👇 設定した各項目の解説
https://~~~~.com/sitemap.html
にアクセスすると、ユーザーが確認しやすい形式 (HTML
) のサイトマップになる👇 Additional Pages(訳:追加ページ)も同様に、初期設定のままで OK です。 XML Sitemaps の追加ページの設定
👇 投稿の優先順位は後ほど指定するため「優先順位を自動的に計算しない」にチェックを付けましょう。 XML Sitemaps の投稿の優先順位における設定
Sitemap コンテンツでは、サイトマップに反映したいページの設定が可能です。チェックしたページはサイトマップに反映され、検索エンジンに登録(インデックス)されます。
そのため、検索して読んでもらいたいコンテンツにチェックをしましょう!
👇 「カテゴリーページを含める」にもチェックを付けることをオススメします。 XML Sitemaps の Sitemap コンテンツの設定
:::memo タグページは、カテゴリーページと重複する可能性が高いため、チェックを外しています。また、アーカイブページや投稿者ページは、検索されることが少ない傾向にあるため、チェックを外しました。 :::
👇 Excluded Items(訳:除外したい項目)は、基本的に初期設定のままで OK です。 XML Sitemaps の Excluded Items の設定
:::memo 検索されるほど価値が高くないカテゴリーや特別なページがある場合は、Excluded Items を設定すると、良いでしょう。 :::
👇 Change Frequencies(訳:更新頻度)では、各項目の更新頻度を設定します。 XML Sitemaps の Change Frequencies の設定
👇 続いて、検索エンジンにおけるクロールの優先順位(1.0
~ 0.0
)を設定しましょう。
XML Sitemaps の優先順位の設定
アーカイブ別や投稿者ページなど、検索にそこまで必要ないページは 0.0
、ホームページや個別ページなど検索されてほしいページは 1.0
と高く設定します。
:::memo
優先順位は相対値のため、高低差を付けることが重要です。全て同じ数値(例えば、全て 1.0
と設定)にすると、優先度の意味がなくなります。
:::
👇 最後に、XML Sitemaps の設定を更新すれば、XML Sitemaps の設定が完了となります! XML Sitemaps の設定を保存
最後に、検索エンジンにより早く認知してもらえるように、生成した XML サイトマップを検索エンジンに向けて送信しましょう。
方法は非常に簡単で、Google サーチコンソール を使います。
:::memo Google サーチコンソール がよくわからん…て方や未登録の方はGoogle サーチコンソールとは?登録方法も解説 をご覧ください! :::
👇【引用】Google サーチコンソールでサイトマップを送信する手順
- Google サーチコンソールにアクセス
- 左サイドバーの「サイトマップ」をクリック
- XML サイトマップがある URL を入力
- 送信ボタンをクリック
XML サイトマップを送信した後、下図のようにステータスが "成功" になれば、送信完了です。
以下、まとめです。
WordPress におけるサイトマップ生成の参考になれば幸いです!
]]>このような疑問にお答えすべく、本記事では iPaaS の一種である Integromat をわかりやすく解説しました。
Integromat 含む様々な iPaaS を実務で使用した経験から、Integromat の特徴や料金、向き・不向きをまとめています。
Integromat の理解を深めたい方は必見です!
:::memo Integromat の始め方・使い方を知りたい方は以下の記事をご覧ください! →【無料 iPaaS】Integromat の始め方。基本的な使い方も解説! :::
Integromat を一言でまとめると、色々なサービスをノーコードで簡単に連携し、自動化できるサービスです。
より踏み込んだ説明をすると、Integromat は海外製の iPaaS になります。
iPaaS とは Integration Platform as a Service の略語で、様々なサービスを連携させ、業務効率化・自動化を支援するサービスです。
より噛み砕いてまとめると、様々なサービスの機能やデータを橋渡しするサービスになります。 引用:iPaaS とは?メリット・導入コストなど初心者向けに徹底解説
Integromat を使えば、非エンジニアでもノーコードかつ直感的に、Gmail や Facebook など各サービスを横断した業種フローを簡単に自動化できるのです。
Integromat で各サービスを繋げている様子
実際に、私が Integromat を使って自動化した業務を一部、紹介します。
GSS の URL を一括で短縮している様子
Google アナリティクスのレポートを Slack へ自動共有・GSS でも管理
このように、Integromat を使えば、様々なサービスを簡単に連携でき、業務の自動化を推進できます!
Integromat では、頻繁に登場する以下2つの用語さえ抑えておけば、大丈夫です!
シナリオとモジュールのイメージ
以下のように、モジュールには様々な種類があります。
そして、各モジュールを連携し、1つに繋げたフローがシナリオとなります。
Integromat には、他の iPaaS と比べて、以下のような特徴があります。
それぞれ、詳しく解説していきます。
Integromat は一般的な iPaaS と比べて、連携できるサービスが豊富です。さらに、連携したサービスの細やかな機能も使える上に、制約も非常に少ないため、利便性も ◎ で す。
出典:Docs | Integromat Help Center
例えば、GSS から行データを取得する場合、Zapier では Max 10 〜 20 件という制約がありますが、Integromat では、制約が一切ありません。
また、ロジックや構文解析など多機能なモジュールも豊富なため、Integromat を使えば、高度な業務の自動化もできます。
出典:Docs | Integromat Help Center
👇 例えば、高度な条件分岐も Integromat では可能ですが、他の iPaaS では実現できません。
出典:Example of a Default route configured for a router Help Docs | Integromat Help Center
Integromat には、他の iPaaS では成し遂げられない自由度も兼ね備えています。
優秀な iPaaS は法人向けのプランが多く、月額の料金は高くなりがちです。しかし、Integromat では、個人レベルのリーズナブルなプランも用意しています(詳細は後述)。
また、無料プランに関しても、Integromat には、モジュール数の制約がありません。一般的に殆どの iPaaS は無料プランの場合、連携できる数にキツめの上限(最大2〜3つ)があります。
そのため、色々な自動化や機能を試したい人には、Integromat はうってつけです。
一般的に iPaaS は色々な機能を連結していくと、見通しが悪くなり、直感的に何をやっているのか、わからなくなることが多くなりがちです。
Zapier の場合、連結する数が増えると、カオスになりがち
一方で Integromat はシナリオの UI が良く、直感的にどんなことをしているのか、理解しやすいです。
👇 条件分岐が複雑になっても、イメージしやすいシナリオ 出典:Send new Instagram media (both images and videos) to Telegram Bot
一般的に iPaaS は繰り返し処理が苦手です。iPaaS は川のように、上から下へと一方通行で処理するため、繰り返し処理で行き詰まるケースが多々あります。
一方で Integromat では、繰り返し処理に対応できる仕様になっており、一括処理も簡単に実現できるのです。
繰り返し処理が得意という特徴は、間違いなく Integromat の強みでしょう。
:::memo 2021.12.27 時点で、Zapier にも繰り返し処理をできる機能やデータを一括送信でkが追加されました。しかし、Integromat と比べると、まだまだ足りないなぁ…という印象です。 :::
ここまで良い特徴をお伝えしましたが、微妙な特徴もあります。それは、トリガーが全て定期実行になってしまうことです。一言でまとめると、Integromat は省エネではありません。
一般的に iPaaS は定期実行の設定をしない限り、アプリなどのアクションがトリガーになります。しかし、Integromat では、アクションの有無を定期実行で監視する仕組みとなっています。
👇 メール受信 → チャット共有する場合の違い
その結果、Integromat ではアプリなどのアクションがなかったとしても、定期実行によってシナリオが無駄に実行されてしまいます。
Integromat でアクションを定期的に監視したい場合、キャパシティに注意しましょう。
上述した通り、Integromat にはリーズナブル(特に BASIC・STANDARD)なプランもあります。
プランの中で最も気をつけるべき項目は、オペレーション数の上限値(月間)です。なぜなら、シナリオによって、簡単にオーバーしやすい項目だからです。
オペレーション数とは、モジュールが処理した数を意味します。モジュールの数ではないため、ご注意ください。
例えば、下図のようなシナリオの場合、シナリオを1回実行して成功すると、オペレーションの合計数は 7 (1 + 3 + 3
) になります。
出典:Counting the Number of Operations Help Docs | Integromat Help Center
順番 | モジュールの役割 | オペレーション数 |
---|---|---|
1番目 | インスタから画像を複数ダウンロード | 1回 |
2番目 | 3種類の画像をリサイズ | 3回 |
3番目 | リサイズした3種類の画像をアップロード | 3回 |
仮に 15 分毎に、オペレーション数が 3 のシナリオを定期実行するとします。すると、オペレーション数の合計値は以下のようになります。
時間 | 起動数 | オペレーション数 |
---|---|---|
1 時間(60 分) | 4 回 (60 ÷ 4 ) |
12 回 (3 × 4 ) |
1 日(24 時間) | 96 回 (60 × 24 ÷ 4 ) |
288 回 (3 × 96 ) |
1 ヶ月(30 日) | 2,880 回 (30 × 60 × 24 ÷ 4 ) |
8,640 回 (3 × 2880 ) |
STANDARD のオペレーション数の上限値である 40,000 のうち、約 20% も占領してしまうことがわかります。
定期実行の頻度の多いシナリオが増えると、オペレーション数の上限値を超えやすくなるため、注意しましょう。
詳細は公式の料金プランをご覧ください。
:::memo 定期実行の頻度が少ないシナリオ(例:1日1回、週1回など)であれば、オペレーションの合計数が抑えられるため、そこまで問題ありません! :::
Integromat の無料プランは他の iPaaS よりも良心的な印象があります。
無料プランでも、高機能な自動化シナリオを作成できるのです。
ただし、オペレーション数の上限値(月間)が 1,000 のため、定期実行の頻度が少ないシナリオでないと、実運用は厳しいです。
また、稼働できるシナリオは最大2つ等の制約はあります。詳細は公式の料金プランをご覧ください。
:::memo 逆にいえば、定期実行の頻度が少ないシナリオや、手動でシナリオを実行する運用であれば、無料プランでも大丈夫です! :::
特徴や料金プランを踏まえて、Integromat が最適なケースと不向きなケースを解説します。
以下のようなケースの場合、Integromat は最適です。
ネックとなるオペレーションの合計数が抑えられるケースであれば、Integromat はコスパ最強です!
一方で、以下のようなケースの場合、Integromat は不向きです。
上記のケースになると、どうしてもオペレーションの合計数が大きくなるため、コストが大きくなる懸念があります。オペレーション数を自分で調整できれば大丈夫ですが、長期的に考えると、他の iPaaS の方がコストを抑えやすい印象です。
以下、まとめです。
Integromat は強みと弱みがハッキリとしているからこそ、最適なケースで使用すると良いでしょう
本記事で Integromat を始めてみたい、使ってみたいという方は【無料 iPaaS】Integromat の始め方。基本的な使い方も解説をご覧ください!
]]>本記事では、サイトマップの基本から作成方法、また Google サーチコンソールで送信する方法をまとめました。
サイトマップは検索流入を増やす上で重要な役割を担っています。サイトマップについて、よくわからん…って方は必見です!
サイトマップを一言でまとめると、Web サイトの様々なページリンクを1つにまとめたものです。
サイトマップには、以下のように2種類あります。
種類 | 違い | SEO への影響 |
---|---|---|
HTML サイトマップ | ユーザーに対し、Web サイト内の様々なページリンクを1つにまとめたページ | ✗ |
XML サイトマップ | 検索エンジンに対し、Web サイトのページ構造をまとめたファイル | ◯ |
大きな違いはサイトマップのターゲットです。HTML サイトマップはユーザー向けに対し、XML サイトマップは検索エンジン向けになります。
XML サイトマップの場合、検索エンジンに対して Web ページの場所(URL)を認識しやすくなり、様々な Web ページを効率的にクロール(巡回)できます。そのため、XMl サイトマップは、SEO に関係します。
一方で、HTML サイトマップはユーザーのためのページであり、SEO には関係ありません。 参考:HTMLのサイトマップはSEOのためなら今は必要なし | 海外SEO情報ブログ
:::memo HTML サイトマップは SEO に影響しませんが、ユーザーが散らばったリンクから気になるリンクを探す時に役立ちます。 :::
本記事では、SEO に影響する重要な XML サイトマップの作成方法や送信方法について解説します。
XML サイトマップの作り方は、以下のように Web サイトの種類によって異なります。
順番に解説します。
WordPress を使用している場合、プラグインを使うと、簡単に XML サイトマップを生成できます!詳細は【最新版】WordPress でサイトマップを作成する方法【プラグイン推奨】 | WebMarTech Labをご覧ください。
:::memo WordPress のバージョンが 5.5 以上の場合、標準でサイトマップを自動生成する機能が搭載されています。 本メディアでは、標準のサイトマップでは物足りないと判断し、プラグインでのサイトマップ生成を推奨しています。 :::
WordPress を使わず、フルスクラッチで Web サイトを開発した場合、非エンジニアでも簡単に生成できる無料 Web サービス XML Sitemaps Generator がオススメです。
使い方は非常に簡単!
まず、XML Sitemaps Generator にアクセスし、URL を入力欄に貼り付けて、スタートボタンをクリックしてください。
10 ~ 30 秒くらいすると、作成完了のポップアップ画面が表示されます。下図のように、ボタンをクリックしましょう。
下図のように、ダウンロードボタンをクリックすると、XML サイトマップをダウンロードできます。
試しに、ダウンロードした XML ファイルをブラウザにドラッグ&ドロップして、開いてみてください。下図のような XML サイトマップが表示されれば成功です!
最後に、https://~~~~.com/sitemap.xml
にアクセスした時に、XML サイトマップが表示されるようにしましょう。
FTP ソフトなどで、各自サーバーに XML サイトマップをアップロードし、https://~~~~.com/sitemap.xml
にアクセスした時に、XML サイトマップが表示されれば成功です!
無料 Web サービス XML Sitemaps Generator を使えば、非エンジニアでも手軽に XML サイトマップを作成できます。
しかし、記事が増える度に、手動でサイトマップを作成し、サーバーにアップロードしなくてはいけません。
そのため、エンジニアや開発を依頼できる場合は、記事が増える度にライブラリで XML サイトマップを生成 → アップロードする仕組みを作ると良いでしょう。
:::details 本メディアで XML サイトマップを自動生成する仕組み 本メディアでは、GitHub Actions とライブラリを使用し、記事をアップロードする度に、XML サイトマップを自動生成 → アップロードする仕組みを構築しています。 :::
XML サイトマップを作成できたら、 検索エンジンに向けて XML サイトマップを送信しましょう。送信することで、検索エンジンにより早く認知してもらえます。
方法は非常に簡単で、Google サーチコンソール を使います。
:::memo Google サーチコンソール がよくわからん…て方や未登録の方はGoogle サーチコンソールとは?登録方法も解説 をご覧ください! :::
以下の手順で進めると、XML サイトマップを送信できます。
XML サイトマップを送信した後、下図のようにステータスが "成功" になれば、送信完了です。
:::alert 初めて サイトマップを送信する時、やや時間がかかるかもしれません。 :::
以上です。XML サイトマップの作成 → 送信は、検索流入を増やす上で大事な施策になります。
サイトマップに着手していない方はぜひトライしてみてください!
]]>本記事では、Web 運用の初心者向けに Google サーチコンソールの特徴から登録方法をわかりやすく解説しました。参考になれば幸いです!
Google サーチコンソールを一言でまとめると、Google 検索周辺を分析できる無料ツールです。また、Web サイトの異常診断もしてくれます。Web サイトのドクターに近いです!
:::details Google アナリティクスとの違いについて ザックリまとめると、Google サーチコンソールはユーザーがアクセスする前(検索)、Google アナリティクスはユーザーがアクセスした後(結果)を分析します。 :::
Google サーチコンソールでは色々なことができますが、ここでは初心者に馴染みやすい "できること" を3つピックアップしました。
順番に解説します。
Google サーチコンソールでは、Google 検索における掲載順位やクリック率 (CTR) といった Google 検索のトラフィックデータを計測できます。
例えば、以下のような施策に役立つでしょう!
サイトマップについて、過去記事から引用しました。
サイトマップを一言でまとめると、Web サイトの様々なページリンクを1つにまとめたものです。
サイトマップには、以下のように2種類あります。
種類 違い SEO への影響 HTML サイトマップ ユーザーに対し、Web サイト内の様々なページリンクを1つにまとめたページ ✗ XML サイトマップ 検索エンジンに対し、Web サイトのページ構造をまとめたファイル ◯ 大きな違いはサイトマップのターゲットです。HTML サイトマップはユーザー向けに対し、XML サイトマップは検索エンジン向けになります。
SEO で影響するサイトマップは、XML サイトマップです。XML サイトマップがあると、検索エンジンは Web ページの場所(URL)を認識しやすくなり、様々な Web ページを効率的にクロール(巡回)できます。
そして、Google サーチコンソールを使えば、サイトマップを送信でき、検索エンジンに早く認知してもらえます!
:::memo 本メディアのサイトマップはここからアクセスできます。 :::
:::details サイトマップの作り方 WordPress であれば、プラグインで簡単に生成できます。ゼロから開発している場合は、サイトマップが生成できるライブラリを使うと良いでしょう。 :::
Google サーチコンソールに Web サイトを登録すると、異常な Web ページを早期発見できます。
Web ページに何かしらの異常(スパム等)があった場合、メールで警告してくれるため、早期対応も可能。Web サイトのドクターチェックを自動化できて便利です!
また、Google サーチコンソールで個別 URL の診断もできます。
他にも、Google サーチコンソールでは、以下のようなことができます。詳細は公式ページをご覧ください!
- **インデックス**登録に関する問題を修正し、新規コンテンツや更新したコンテンツのインデックス再登録をリクエストする。
- ウェブサイトにリンクしているサイトを表示する。(被リンク)
- AMP、モバイル ユーザビリティ、その他の検索機能に関する問題を解決する。
Google サーチコンソールは導入しなくても、特に大きな問題はありません。しかし、サイトマップ送信や Web ページの異常診断は便利なため、Google サーチコンソールの導入はオススメしたいです。
:::memo Google サーチコンソールの登録も簡単かつ無料なため、費用対効果は非常に高いです。 :::
Google サーチコンソールに Web サイトを登録する方法を紹介します。
:::memo 予め Google アカウントを作成し、ログインしておきましょう。 :::
まず、Google Search Console にアクセスしてください。すると、以下2パターンが表示されます。
方法 | 方法 |
---|---|
URL プレフィックス | head タグに指定 HTML を埋め込み or Google アナリティクスと連携 etc... |
ドメイン | DNS 設定 |
本記事では以下3つの方法を順番に紹介します。お好みの方法をお選びください!
head
タグに指定 HTML を埋め込み:::memo Google Domains で購入した独自ドメインであれば、「ドメイン」の方法で進めると、DNS 設定をすることなく、Google サーチコンソールに登録できます! 参考:【比較】独自ドメイン取得サービスは Google Domains がおすすめ :::
head
タグURL プレフィックスで head
タグに 指定 HTML を埋め込む方法を紹介します。まず、入力欄に URL をコピーして貼り付けましょう。
続いて、指定 HTML をコピーしてください。
その後、各自 head
タグにコピーした HTML を貼り付けましょう。下図は WordPress のテーマ "Cocoon" の場合になります。
head
タグに HTML を埋め込んだら、下図のように確認ボタンをクリックしましょう。
ポップアップ画面が表示されれば成功です!
URL プレフィックス で Google アナリティクスと連携する場合、トラッキングコードが head
タグに埋め込まれていることが前提となります。
確認ボタンをクリックし、問題なければ、Google サーチコンソールに登録できます!
ドメインの場合、DNS 設定をすれば良いため、head
タグを編集する必要もありません。方法は下図の通りです。
続いて、DNS をコピーしましょう。
後は各自サーバーにアクセスし、DNS を設定すれば OK です。下図は ConoHa Wing で DNS 設定している様子です。
TXT
@
:::memo 各自、使用しているサーバーの DNS 設定を確認しましょう。 :::
DNS の設定が完了したら、ドメイン所有権の確認ボタンをクリックするだけです。
ポップアップ画面が表示されれば成功です!
Google サーチコンソールのまとめになります。
Google サーチコンソールは無料かつ一度でも登録すれば、自動で色んな分析をしてくれるため、なるべく早めに登録すると、良いでしょう!
初学者の方が Google サーチコンソールの理解を深めるキッカケになったら幸いです。
]]>そんなお悩みを解決するため、本記事では WordPress をインストールした直後に、やるべき初期設定を6つ紹介します。
WordPress の初期設定が遅れると、大惨事になるケースもあります(体験談)。だからこそ、WordPress 初心者の方はぜひ一読ください!
:::details WordPress のインストール方法が知りたい方へ WordPress のインストール方法は、【超簡単】ConoHa WING に WordPress をインストールする方法をご覧ください! :::
まず、ユーザーが最も目にする Web サイトの情報を設定しましょう。設定方法は下図の通りです。
以下テーブルに、重要な項目の説明をまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
サイトのタイトル | Web サイトの名前 |
キャッチフレーズ | Web サイトのキャッチフレーズ |
WordPress アドレス(URL) | WordPressが保存されている場所の URL |
サイトアドレス(URL) | Web サイトの URL |
管理者メールアドレス | コメント更新などのメール通知の届け先 |
サイトのタイトルは検索エンジンで表示されるため、非常に重要です。キャッチフレーズに関しては、テンプレートにもよりますが、基本的には「タイトル + キャッチフレーズ」で検索エンジンに表示されることが多いため、入力することをオススメします。
また WordPress アドレスとサイトアドレスは、基本的に初期入力された URL で OK です。ただし、SSL 化(http
→ https
)している場合は、https
に変更しましょう。
管理者メールアドレスはコメントなどのメール通知の受け取り先です。そのため、よく使うメールアドレスを入力すると、良いでしょう。
:::memo テンプレートによって、更に細かい設定が可能です。詳細は各テンプレートのドキュメントをチェックしてみてください! :::
続いて、プロフィールを設定しましょう。方法は下図の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
ニックネーム | そのまんま、ニックネーム |
ブログ上の表示名 | 著者名 |
メールアドレス | パスワード再発行などのメール通知の届け先 |
サイト | 著者に関連する URL |
プロフィール情報 | 著者の情報 |
プロフィール写真 | 著者の写真やアイコン |
Web サイトで公開されるプロフィール名は「ブログ上の表示名」です。設定方法は下図の通りです。個人情報を伏せたい方は、必ず設定しましょう。
メールアドレスに関しては、よく使うメールアドレスを登録してください。パスワードの再発行などで使います。
また、テンプレートにもよりますが、プロフィール情報・写真を登録すると、記事の著者情報に、表示されることが多いです。自己ブランディングにも繋がるため、プロフィールの情報は登録することをオススメします。
:::memo テンプレートによっては、Twitter や Facebook などの SNS アカウントを入力する項目もあります。 :::
残念ながら WordPress には、プロフィール写真をアップロードする機能がデフォルトでありません…。
そのため、プロフィール写真を簡単にアップロード → 設定できる Avatar Manager というプラグインをオススメしています。
Avatar Manager の導入方法は下図の通りです。
Avatar Manager を有効化したら、プロフィール画像をアップロード → 設定しましょう。方法は下図の通りです。
以上で、プロフィール写真の設定は完了です!
テンプレートにもよっては、Web サイトの https://~~~~.com?author=1
にアクセスすると、https://~~~~.com/author/username
が表示される場合があります。username
とは、WordPress へのログインに関連する情報になるため、セキュリティ的に危険です。
そのため、著者に紐付く URL を変更することを強くオススメします。方法は Edit Author Slug というプラグインを使います。
Edit Author Slug の導入方法は下図の通りです。
Edit Author Slug を有効化できたら、下図のように投稿者のスラッグを変更しましょう。
:::memo 選択肢に所望のスラッグがある場合は、そこにチェックをつけて、プロフィールを更新しましょう! :::
パーマリンクとは、下図を意味します。
記事をたくさん投稿した後にパーマリンクの設定を変更すると、あらゆる記事の URL が変更されるため、地獄が待っています。検索順位 (SEO) にも悪影響を及ぼしやすいです。
だからこそ、パーマリンクの設定は初期設定で必ず行いましょう。方法は下図の通りです。
サンプルページにアクセスした時、https://~~~.com/hello-world
となれば、成功です!
もし、投稿済みの記事のスラッグを変更したい場合は、下図のように行います。
WordPress では、デフォルトで第三者によるコメントが可能で、常にコメントができる状態になっています。
コメントの設定をすれば、非表示も可能です。また、細かくカスタマイズしたコメントの設定もできます。ここでは、コメントの非表示・表示に分けて、解説していきます。
コメンを非表示にする方法は下図の通りです。
上図の設定後、新しい記事に関しては、自動でコメント欄が削除されます。
ただし、既存のページに関しては、コメントができる状態です。既存ページもコメントできない状態にしたい場合は、下図のように設定しましょう。
:::memo 過去のコメントを非表示にしたい場合は、承認 → 非承認に設定してください! :::
WordPress では、コメントの細かい設定が可能です。一例になりますが、私がよく行うコメントの設定を紹介します。
コメントを承認制にすると、荒らされる心配がありません。また、名前やメールアドレスを入力必須とすると、コメントへのハードルが高くなるため、オフにしています。
また「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」をチェックにすると、リンク先へ通知がいきます。私は必要ないと判断し、いつもオフにしています。
ご自身のお好みで、理想の設定を是非してみてください!
続いて、トップページの表示設定をしましょう。デフォルトはブログ形式の設定になっています。
もし、更新しないページをトップページにしたい場合は、「固定ページ」にチェックしてください!
WordPress はデフォルトで、画像などのファイルをアップロードすると、年月フォルダに自動で管理してくれます。
好みの問題ですが、年月フォルダでファイルが分けられると、過去のファイルを探す時に面倒ではないでしょうか。そのため、私はアップロードしたファイルを年月フォルダで整理しないように設定しています。
私と同じようにファイルを管理したい場合は、下図のように設定してください!
それ以外はデフォルトで大丈夫です。
WordPress の初期設定をまとめます。
たくさんの記事を投稿した後に設定を変更すると、大変なケースが多いため、必ず最初にやっておくことをオススメします!
また、WordPress にオススメのプラグインや発展的な設定についても、後日に解説する予定です。お楽しみにしていただけたら幸いです!
]]>本記事では、サーバーレスのよくある疑問を解消するため、基礎知識や特徴・注意点を非エンジニア向けに噛み砕いて解説しました!
サーバーレスという言葉は知っているけど、ピンとこない方は必見です!
サーバーレスを一言でまとめると、サーバーの管理や運用が不要な仕組みを意味します。
サーバーレスの "レス" は、物理的にサーバーが存在しないという意味ではありません。まるで、サーバーが存在しないような感覚で運用できるという意味が込められています。
:::memo サーバーレスなシステム構築を、サーバーレスアーキテクチャとも表現します。 :::
サーバーレスには、主に以下4つの特徴があります。
それぞれ、確認してみましょう。 参考:サーバーレス - 詳細 | AWS
一般的にサーバーを使用するには、初期設定や管理が必要になり、非常に面倒です。
サーバーレスであれば、基本的なサーバーのセットアップは完了済み。運用も不要なため、大幅な時間を節約できます!
出典:【AWS グラレコ解説】サーバーレスって何が便利なの? | AWS
サーバーレスにすると、使用された分だけ課金されるため、お財布にも優しいです。
ユーザー数が少ない初期フェーズでも、サーバーレスであれば、余計なコストは発生しません。サーバーレスはランニングコスト(運用コスト)を抑えやすい傾向にあります。
基本的にサーバーレスは可用性が高いです。可用性とは、障害などが起こっても、稼働し続ける性能を意味します。
もし、サーバーの障害で一時的であっても、サービス停止よって、ユーザーに不利益が発生したら、大変ですよね。
サーバーレスを提供する殆どのベンダーはサーバーを複数、用意しているため、障害などのトラブルに備えています。
:::alert サーバーレスであっても、予期せぬ障害などで動かなくなるケースもあります。 :::
サーバーレスになると、アクセス増加など負荷に応じて、サーバーの容量が自動で調整(拡張・縮小)されます。
サービスがグロースしても、サーバーも自動でスケールするため、スケーラビリティが高いです!
開発サイドはサービスの負荷を神経質に確認しながら、サーバーの容量を気にしなくて OK!ビジネスサイドでは、負荷によるサーバー停止という不安から解放されます。
:::memo 容量(リソース)などを調整し、サーバーが運用できる状態にする作業(セットアップも含む)を、サーバーのプロビジョニングと言います。 サーバーレスにすることで、サーバーのプロビジョニングが不要になると表現することも多いです! :::
サーバーレスの身近な事例として、お問い合わせ機能を搭載した Web サイトが挙げられます。
Web サイトにアクセスが急増しても、ホスティングサービスが自動でスケール可能。また、お問い合わせがあった時には、送信されたタイミングで初めて処理が実行されるようになります。
このように、サーバーレスにすることで、サーバー周辺の運用が不要になるのです!
:::details サーバーレスでお問い合わせ機能を実装する方法 お問い合わせのように、サーバーで処理が必要な処理をサーバーレスにする時は、Function as a Service(略語:FaaS)を使用します。 FaaS を一言でまとめると、サーバーで行いたい独自の処理をサーバーレスで提供できるサービスです! :::
:::memo 本メディアもサーバーレスです!(詳細は後日に解説) :::
実は、サーバーレスの環境にすると、ビジネスに強い API ファーストな開発に自然と近づきます。API ファーストのキーワードは、過去記事で解説しているため、併せてご覧ください!
ここまで、サーバーレスの魅力をお伝えしましたが、注意点もあります。それは、ベンダーロックインになりやすいことです。ベンダーロックインとは、サービスの提供会社に依存してしまい、他のサービスに乗り換えられないことを意味します。
お問い合わせ機能のような開発が生じている場合、ベンダー独自の方法になるケースが多いため、ベンダーロックインされやすくなります。
一方で、サーバーレスにはベンダーロックインを上回る魅力が多数あるため、ベンダーロックインは受け入れると良いかもしれません。
サーバーレスについて、まとめます。
非エンジニアの方々が、サーバーレスの理解を深めるキッカケになれば幸いです!
]]>本記事では、ホームページ制作を初めて外注する方向けに、実体験に基づいて、失敗しないための事前準備を解説しました。
私は初めて Web 制作を外注した時、失敗した経験があります。その失敗を活かし、以降の Web 制作の外注は無事に成功。
Web 制作の勘所が全くわからなかった昔の自分が知りたかったことを、全力でまとめています。ホームページ制作の依頼で頭を抱えている方、必見です!
:::box ホームページ制作を依頼するとき、Web 制作会社を探すことから始めていませんか? :::
それよりも遥かに重要なことがあります。それは、ホームページ制作の事前準備です。
なぜなら、要望を正しく Web 制作会社に伝えられないと、イメージとはほど遠いホームページになりえるからです。
だからこそ、依頼側の事前準備がホームページの "全て" と、本メディアでは強調しています。
ホームページの事前準備を怠ると、以下のような悲惨な末路を辿ります。
ホームページは道を踏み外すと、リカバリーするのが大変です。だからこそ、事前準備でホームページの要件をしっかり擦り合わせましょう。
ホームページ制作で事前準備すべきことは、以下6つです。
それぞれ順番に解説します。
最初に、ホームページ制作の目的を言語化しましょう。以下、ホームページ制作の目的でよくある例です。
ホームページの目的は、全ての根幹です。必要な情報、ページ構成、デザイン(レイアウト・見た目・素材)など様々な判断軸になります。制作途中で目的が変わると、どんでん返しになる恐れも…。
だからこそ、最初にホームページの目的を整理してください!
:::memo ホームページをリニューアルする場合は、現状の課題を整理していくと、目的が浮き彫りになりやすいです。 :::
続いて、ホームページのターゲットを明確にしましょう。以下、一例です。
ターゲットを絞ることで、ニーズを満たす情報やデザインの確度が高まります。ホームページの目的と同様に様々な判断軸になるため、必ず言語化しましょう!
ホームページの目的とターゲットをもとに、理想的なデザインをザックリで良いのでイメージしておきましょう。予めデザインをイメージする目的は、Web 制作会社が提示するデザインと自社の好みで大きな乖離が生まれないようにするためです。
デザイン周りで揉めると、コミュニケーションコストが膨大になり、お互い本当にシンドいです。そのため、事前にデザインをイメージし、Web 制作会社に伝え、余計な衝突を避けるようにしましょう。
とはいえ、無の状態からデザインをイメージしようとすると、大変はなず。
そこで、オススメなのが Pinterest(読み方:ピンタレスト)や Google 検索などで
を探して、仕分けすることです。
感覚で、デザインにおける良し悪しの雰囲気が掴めます。そこから着想を得て、理想的なデザインイメージを言語化すると良いでしょう。
:::memo デザインイメージの言語化が難しい場合は、デザインの良し悪しを選別する作業だけでもやっておくと、良いでしょう。 好みのデザインと避けたいデザインを Web 制作会社に共有するだけでも、デザインのズレは抑えられます。 :::
ホームページは公開よりも運用が重要です。そして、運用フローを「内製化」or「外注にお任せ」で、ホームページ制作の手段が変わります。
ホームページ制作後に「運用フローがうまくいかないから、どうにかしてほしい」となっても、手遅れになりえます。
特に、ホームページの運用(Web ページの編集など)を内製化したい場合は、専門知識がなくでも運用できる仕組みにしなくてはいけません。
だからこそ、運用フローも必ず整理しましょう。
最後に、ワイヤーフレームを作りましょう。ワイヤーフレームとは、ザックリとしてレイアウトの設計図です。
出典:失敗しないワイヤーフレームの作り方とは?Web制作に欠かせない4つのポイント | 東京のWeb制作会社 クーシー(COOSY)
大変な作業になりますが、ワイヤーフレームを作ることで、ホームページの質が確実に高まります。理由は以下3つです。
ワイヤーフレームの無料作成ツールは様々なものがありますが、手書きでも大丈夫です。Web 制作会社に依頼する前に、ワイヤーフレームを共有することを強くオススメします。
納期と予算によって、ホームページ制作の手段が変わるため、決めておくと良いでしょう。
以上になります。以下、ホームページ制作における事前準備のまとめです。
ホームページ制作は依頼前の準備が "全て" です。ホームページ制作の担当者が、私と同じ轍を踏まないことを願っています。
]]>WordPress には魅力的なテーマが多数あって、悩みますよね。
本記事では、今まで5つ以上の WordPress テーマ(無料・有料)を使った実体験に基づいて、初心者向けに失敗しない WordPress におけるテーマの選び方を解説します。
WordPress のテーマ選びで重要な判断軸は以下6つです。
それぞれ、順番に解説します。
多くの WordPress のテーマは、以下のように様々な目的(ターゲット像)に応じて、作られています。
WordPress のテーマを選ぶときは、WordPress の使用目的と、テーマの目的が合致しているか、必ず確認しましょう。
:::alert WordPress の使用目的とテーマの目的が乖離しすぎると、運用する時に苦労することになります。 :::
WordPress には、無料なテーマもあれば、有料なテーマもあります。一般的な違いは以下の通りです。
特徴 | 無料テーマ | 有料テーマ |
---|---|---|
価格 | 圧倒的に安い | 相場は ¥10,000 前後 |
カスタマイズ | 最低限(シンプル) | オシャレ |
デザイン | 自分でやるため、大変 | 大まか設定済みなので、簡単 |
無料テーマであっても、自分でカスタマイズやデザインを整えることができれば、大丈夫です。しかし、初心者には大変で、時間もかかるでしょう。
一方で、有料テーマはオシャレなデザインとカスタマイズが大まか設定済みのため、初心者に優しいです。
そのため、予算とカスタマイズの時間を両天秤で比べて、有料 or 無料を決めるとよいでしょう。
:::memo 有料テーマの相場は ¥10,000 くらいと高いと感じるかもしれません。 しかし、調べる時間やカスタマイズする時間を大幅に節約できると考えると、最終的にお得!と感じるケースが多いです。 :::
当然ながら、WordPress テーマのデザインも重要です。デザインに関しては、以下2つの視点で確認すると良いでしょう。
デザインを考える時は、印象だけでなく、機能も重要になります。どれだけ印象の良いデザインであっても、ユーザーが見にくいと感じたら、意味がありあせん。
そのため、デザインが持つ印象はもちろん、機能も必ず確認しておきましょう。
:::memo PC だけでなく、スマホのデザインもデモ(サンプル)で必ず確認しましょう! :::
:::alert インパクトを重要視するために、あえて機能を削ぎ落とし、印象に振り切るようなデザインもあります。 :::
Web から集客したい場合は、SEO 対策(検索順位を上げるための対策)の有無も必ず確認しておきましょう。
体感ですが、一般的に
であることが多いです。
Web パフォーマンスは非常に重要です。Web パフォーマンスの重要性は過去記事で解説しました。
- 高度なパフォーマンスチューニングが難しい
- 大きな改修や移行のコストが重くなりやすい
特に有料テーマを選ぶとき、Web パフォーマンスは必ずチェックしてください。
というのも、有料テーマは最初からガッツリとカスタマイズされているため、導入初期から Web パフォーマンスが悪い可能性もあります(体験談)。
根幹のテーマ設計がパフォーマンス悪化の原因だった場合、どう頑張っても手の施しようがありません。だからこそ、手遅れになる前に、Web パフォーマンスは検討段階からチェックすべきです。
テーマのパフォーマンスを計測する方法は以下の通りです。
この時点で Web パフォーマンスが悪かった場合、そのテーマは避けた方が無難でしょう。
パフォーマンスの計測や分析の詳細については【速度計測】Web サイトやメディアのパフォーマンスを分析する方法をご覧ください。
意外かもしれませんが、公式ドキュメントの充実さも大切です。公式ドキュメントが充実していると、以下のような大きなメリットがあります。
公式ドキュメントで情報収集を行っている時に、テーマ導入後も問題なさそう!と頭にイメージできれば、バッチリです!
:::memo 人によっては、公式サポートの有無も確認すると、良いでしょう。 グーグルで調べた時の情報量が多ければ、なお安心です。 :::
以上です。WordPress のテーマ選びで重要な6つの軸をまとめます。
冗談抜きで 10 ~ 20 分くらいで完了するほど簡単です。あっという間に終わります。
:::memo 「WordPress って何だ…」という方は、WordPress とは?特徴や仕組みをご覧ください! :::
今まで私はロリポップ・エックスサーバー・mixhost など、WordPress のために多数のレンタルサーバーを使ってきました。
その経験から、WordPress 初心者に最もオススメなレンタルサーバーは、ConoHa WING と断言できます。その理由は以下3つです。
サーバーのスペックも問題なし。高速で表示されます。また、初心者が苦労しやすい WordPress の小難しい設定も自動で済ませてくれます。挫折する心配もありません!
しまいには、長期契約の WING パックにすると、独自ドメインも最大2つセットで付いてくる破格の安さ。人気な有料テンプレートも安く購入できます。
出典:超高速レンタルサーバーならConoHa WING|初期費用・最低利用期間なし
:::box まとめると、ConoHa WING は初心者フレンドリー&コスパ最強のレンタルサーバーです。 :::
:::memo サーバーのスペックが重要な理由は Web パフォーマンスに大きく影響するからです。 表示速度の重要性については、Web ページの表示速度が遅いと、重めの悪影響があるので要注意 をご覧ください! :::
前置きが長くなりましたが、今から ConoHa WING に WordPress をインストールする方法を紹介します。
全体像は以下の通りです。
それぞれ、順番に解説していきます。
まず、以下のリンクから ConoHa WING の公式サイトにアクセスし、下図のように ConoHa アカウントを作成しましょう。 → ConoHa WING | 公式サイト
アカウント数秒ほど待機すると、サーバーのプランを選ぶ画面が表示されます。下図のように設定していきましょう。独自ドメインを探す作業も、ここで行います。
:::alert WordPress のユーザー名とパスワードは後で必要なので、忘れないようにメモしてください! :::
:::memo WordPress は長期的に運用するため、基本的にはコスパ最強の WING パックが非常にオススメです。 :::
:::details WordPress のテーマを無料 or 有料で悩んでいる方へ 有料テーマは、後からでも安い状態で購入できるため、ご安心ください。 そのため、今は無料テーマにチェックし、後で有料テーマを購入するかどうか、じっくり検討するのも良いでしょう。 :::
:::details プランで悩んでいる方へ 契約後、ベーシックからスタンダードやプレミアムに変更できます。 一旦ベーシックで契約し、よりハイスペックなサーバーが必要になった時に、スタンダードやプレミアムに切り替えるのも1つの手です! :::
続いて、お客様情報を入力しましょう。
すると、認証画面が表示されます。SMS or 電話認証を選択し、下図のように認証を完了させてください。
認証が完了したら、クレジットカードの情報を登録しましょう。
数秒待つと、サーバーを契約できると同時に、WordPress のインストールも完了できてしまいます。(簡単すぎて衝撃…)
ポップアップ画面(下図参照)で表示される DB パスワードは今後、必要になるケースがあるため、必ず控えておきましょう。
この時点で、WordPress の初期設定を追えています。最高すぎますね。
WordPress のインストールも完了したため、次はログインしてみましょう。WordPress にログインするための URLは https://~~~~~/wp-admin
(独自ドメイン + /wp-admin
)になります。
下図のように、WordPress のログイン URL にアクセスすることも可能です。
ログインすると、下図のようなログイン画面が表示されるでしょう。登録したユーザー名とパスワードを入力し、ログインしてみてください。
:::details パスワードを忘れた場合 「パスワードをお忘れですか」をクリックすると、パスワードの再設定が可能です。 :::
下図のような、ダッシュボード画面が表示されれば、ログイン成功です!
サイトの見た目とダッシュボードの切り替えは、ヘッダー(下図参照)からできます。
サイトの見た目を確認してみると、Cocoon のテーマになっていないことが確認できます。
実は、テーマの設定だけは、自分たちで行わなくてはいけません。設定方法は非常に簡単。ダッシュボード画面に戻り、下図のように設定していきます。
子テーマの「Cocoon Child」の「有効化」ボタンをクリックしましょう。親テーマではないため、注意してください。
:::details 親テーマと子テーマの違い 親テーマはテンプレートそのもの、子テーマは親テーマを引き継いだテーマで、カスタマイズするためのテーマになります。 親テーマを直接カスタマイズしてしまうと、親テーマがアップデートした瞬間に、今までのカスタマイズが水の泡になります。そのため、カスタマイズするための子テーマを有効化します。 :::
Cocoon の子テーマを有効化し、下図のような見た目の Web サイトが表示されれば成功です!
以上で、ConoHa WING で WordPress をインストールできました。
ここから、以下2つを紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください!
後から有料テンプレートを安く購入したいこともあるでしょう。方法は下図の通りです。
ConoHa WING のセキュリティ設定が気になる方は、下図から確認できます。IP アクセス制限など、豊富なセキュリティ項目があります。
以上です。ConoHa WING を使えば、WordPress を簡単にインストールできて最高です。Wing パックの長期契約をすれば、コスパ最強。文句ありません。
WordPress を始める方の参考になれば幸いです!
]]>Google Domains を使う理由が知りたい方は、独自ドメイン取得サービスで Google Domains をおすすめする理由 をご覧ください。
:::memo Google アカウントをお持ちでない方は、Google アカウントを作成しましょう。 :::
それぞれ順番に解説していきます。
まず、Google アカウントにログインした状態で、Google Domains にアクセスしましょう。すると、下図のような画面が表示されるため、ドメインの検索ボタンをクリックしてください。
続いて、検索フォームから欲しいドメインを入力しましょう。
すると、下図のような画面が表示されます。
以下3つは確認することが多いです。
また、関連度順に関しては下図のように変更できます。
ドメイン購入に悩んだ時は
すると、良いでしょう。その際に、良さげな候補を「お気に入り」に追加すると、忘れる心配がないため、オススメです。
下図のようにお気に入りリストも確認でき、良さげなドメインを忘れる心配もありません!
また、ドメインを1つに選定でき、末尾一覧を確認したい場合は、タブにある「すべての末尾」をクリックしてみてください。下図のように、末尾リストが表示されます。
欲しいドメインを決定できたら、後は購入するのみです!
ドメインを購入する場合、下図のように購入アイコンをクリックしましょう。
続いて、下図のヘッダーにあるカートアイコンをクリックし、購入手続きを行います。基本的にデフォルトの設定のままで大丈夫です。
:::memo 自動更新のオン・オフは、購入後も変更できます。そのため、サービス停止などによって、ドメインを停止したい場合は、自動更新をオフにすると、良いでしょう。 :::
OK であれば、「精算」ボタンをクリックしましょう。
クリック後、下図のようにお客様の情報と支払い情報が求められた場合は、必要な情報を入力して購入を進めめてください。
:::memo お客様の情報と支払い情報の設定は初回のみです。以降のドメイン購入では、スキップできます。 :::
すると、下図のように最終確認の画面が表示されます。OK であれば、「購入」ボタンをクリックしましょう。
20 ~ 30 秒くらいすると、ドメイン購入が完了します!
購入した後に意外と忘れやすいのが、メールアドレスの確認です。ドメイン購入後、下図のような確認メールが届きます。
忘れないように「メールアドレスを確認」ボタンをクリックしましょう。
:::alert ドメイン購入から約2週間以内に、メールアドレスを確認しないと、ドメインが一時停止するため、注意してください。 :::
サービス停止など、ドメインを停止したい場合は、自動更新をオフにしましょう。自動更新がオンのままだと、そのまま継続的に自動で課金し続けることになります。
ドメインの自動更新オフの方法は簡単で、下図のように行います。
:::memo 自動更新を簡単にオフにできることを知っていると、いつでも解約できるという安心感があります。 :::
以下、Google Domains での独自ドメイン購入の振り返りです。
Google Domains を使えば、簡単に独自ドメインを購入できますし、解約も簡単なので、安心です。
参考になれば幸いです。
]]>独自ドメインを取得したいけど、色んなサービスがあって悩む…
タイトルからネタバレですが、独自ドメインを取得するなら、Google Domains がおすすめです。
独自ドメインを 15 個以上、各サービスから契約したからこそ、Google Domains を心から推奨しています。本記事では、その理由を実体験に基づいて、解説します。
:::alert
co.jp
は Google Domains で購入できません。また、.jp
は他のドメイン取得サービスよりも、割高になります。(後述)
:::
独自ドメインの取得サービスは多数ありますが、以下3つのサービスが日本ではよく使われていると感じます。
各3つのサービスを比較したテーブルは以下の通りです。セキュリティなど比較できる項目は他にもありますが、最も違いがでる項目をピックアップしています。
ムームードメイン | お名前.com | Google Domains | |
---|---|---|---|
使いやすさ | ◯ | ▲ | ◎ |
Google 系ツールの相性 | - | - | ◎ |
価格 | ? | ? | ? |
:::memo
価格はドメインによって異なるため、?
と表記しています。
:::
Google Domains は他のサービスよりも圧倒的に使いやすく、ユーザーフレンドリーです。
さらに G Suite や Google サーチコンソールなどの Google 系ツールとの相性が抜群です。G Suite を使用している組織であれば、独自ドメインの管理コストを削減できるでしょう。
:::memo Google Domains を使用すると、Google サーチコンソールの設定が一瞬で終わります。 :::
価格に関しては、ドメインによって価格が異なります。
.com
など人気なドメインは、Google Domains の方が他サービスよりも高いことが多いですが、翌年からの費用は Google Domains の方が安い印象です
人気の .com
と .net
の基本的な価格表は、以下の通りです。
▼ .com
年額(税込) | 1年目 | 2年目以降 |
---|---|---|
ムームードメイン | 979 円 | 1,728 円 |
お名前.com | 1 円 | 1,408 円 |
Google Domains | 1,400 円 | 1,400円 |
▼ .net
年額(税込) | 1年目 | 2年目以降 |
---|---|---|
ムームードメイン | 1,210 円 | 1,628 円 |
お名前.com | 1 円 | 1,628 円 |
Google Domains | 1,400 円 | 1,400円 |
.com
の場合、Google Domains は割高になります。しかし、他の独自ドメイン取得サービスよりも圧倒的にユーザーフレンドリーなため、個人的にはやや割高でも契約する価値はあると感じます。
また、ややマイナーなドメインに関しては、Google Domains の方が安くなることが多いです。
年額(税込み) | ムームードメイン | お名前.com | Google Domains |
---|---|---|---|
.fan |
¥5,698 | ¥5,698 | ¥5,060 |
.app |
¥2,728 | ¥2,728 | ¥1,760 円 |
.dev |
¥2,178 | ¥2,178 | ¥1,540 |
価格を最優先で重視する場合は、Google Domains だけでなく、他の独自ドメイン取得サービスを確認すると、良いでしょう。
:::memo 表示されている数値は、2021.11.28 時点のものになります。 :::
:::alert お名前.com は価格が安いドメインが多いですが、ユーザーに全く優しくない UI・UX のため、個人的にはオススメできません。 基本的には Google Domains or ムームードメイン、価格最優先の場合のみ、お名前.com が良いでしょう。 :::
.jp
だけは Google Domains で購入すると割高Google Domains の中で、唯一 .jp
だけは、ムームードメインやお名前.comよりも、かなり割高です。
年額(税込) | 1年目 | 2年目以降 |
---|---|---|
ムームードメイン | ¥2,035 | ¥3,344 |
お名前.com | ¥330 | ¥3,124 |
Google Domains | ¥5,060 | ¥5,060 |
.jp
を Google Domains で契約する場合は、価格にご注意ください。
.co.jp
は Google Domains で購入できない2021.11.28 時点で、.co.jp
は Google Domains で取り扱っていません。
.co.jp
を使う場合は、別の独自ドメイン取得サービスを使うと、良いでしょう。
以下、Google Domains に関するまとめです。
.jp
は割高、co.jp
は購入できないため注意以上になります。私個人としては Google Domains はユーザーフレンドリーかつ管理コストも低くなるため、色んな人達にオススメしています。
また、独自ドメインは長期的に使うことが多いため、価格もお得になるケースが多い印象です。
.jp
が格安、co.jp
が対応していたら、パーフェクトでしたね…。独自ドメイン取得サービスの参考になれば幸いです。
本記事では、初速が遅くとも脱 WordPress にして、JAMstack 構成にした理由を紹介します。
:::memo 本記事は WordPress を全否定するものではありません。むしろ、私は WordPress も5年以上使用しており、素晴らしい CMS と自負しています。 WordPress の限界を知り、目的にあっているかどうか、判断する1つの材料になれば幸いです。 :::
大前提として、WordPress には多数の魅力的なメリットがあります。
- コードをイジらず、Web ページの作成や編集が可能
- 魅力的な多数のテンプレート
- プラグインによる機能の追加
- カスタマイズの自由度が無限大
- マネタイズ(収益化)の手段が多い
- ユーザーが自社コンテンツに集中できる環境
専門知識がなくても、WordPress を使えば、Web 系のコンテンツを簡単に作成・編集できるため、多くのユーザーから人気を博しています。
出典:【初心者向け】WordPress とは?特徴や仕組みなどをわかりやすく解説
使用されている CMS(コンテンツ管理システム)の中で、国内は 83.9%(2021.11 時点)、海外は 42.9%(2021.11 時点)という驚異的なシェア率が報告されています。
出典:Distribution of Content Management Systems among websites that use Japanese(2021.11 時点)
出典:Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems, November 2021 (2021.11 時点)
WordPress は使い勝手が良く、私にとって慣れ親しんだ CMS です。そのため、WordPress を使えば、Web メディアの立ち上げも 15 ~ 30 分で可能。運用もすぐスタートできます。まさに、新規事業でメディアをやるなら、うってつけの CMS でしょう。
それでも、私は本メディアで WordPress を採用しませんでした。むしろ、WordPress よりも初速が遅い方法を選択。具体的には、見た目をゼロから開発し、ヘッドレス CMS の構成 (JAMstack) にしました。
:::box 人気で使い勝手の良い WordPress を、なぜ使わなかったのか。 :::
その理由は、グロース時に WordPress では限界が訪れると感じたからです。
以前、WordPress のデメリットとして、以下2つを挙げました。
- 高度なパフォーマンスチューニングが難しい
- 大きな改修や移行のコストが重くなりやすい
上記のデメリットが本メディアをグロースさせる時、大きなボトルネックと感じるため、本メディアでは WordPress を採用しませんでした。
それぞれ順番に解説します。
近年 Web 領域が著しいスピードで発展。その結果、開発コストを抑えながら、圧倒的なパフォーマンスを実現しやすい環境になっています。
Web パフォーマンスが悪化すると、ビジネス視点で以下のような悪影響が発生します。
- 表示遅延が増えるほど、ユーザーは離れていく
- 表示速度が遅すぎると、検索順位(SEO)に影響し、集客数がダウン
WordPress は各機能が一心同体になりやすいため、細かいパフォーマンスチューニングが苦手です。メディアが大きくなるに連れて、WordPress の中身が複雑かつ肥大化し、重くなる傾向があります。
だからこそ、Web パフォーマンスが悪化しやすいグロース時も細かいチューニングができるように、『ヘッドレス CMS + 見た目を別で開発』という構成にしました。
『ヘッドレス CMS + 見た目を別で開発』にすることで、システム構成が非常にシンプルとなり、改修しやすくなります。この状態をフットワークが軽いと私はよく例えています。
その結果、グロースするための仮説検証が高速になり、更には戦術の幅も広がります。具体例は以下の通りです。
そして、このような好循環が事業のグロースを加速。ビジネスとして、絶大なポテンシャルを秘めています。
:::box 仮説検証のスピード × 戦術の幅 = 事業のグロース :::
WordPress はコンテンツ(データ)と見た目(ビュー)が一心同体のため、改修した時の影響範囲が広くなりやすいです。また、WordPress 内の機能も複雑に絡み、バージョン管理が大変になることも。
Web メディアはグロースすると、できることが増えて色々とテコ入れしたくなるものの、WordPress の改修が大変で、泣き寝入りしたことが多々ありました。(経験談)
最近では、特化した機能を提供するサービス(ヘッドレス CMS もその1つ)が増えており、様々な機能を組み合わせて、新たな価値を創出できる時代になりつつあります。
だからこそ、フットワークの軽さはより重要になり、テクノロジーの進化が著しい時代において、変化に対応できるシステムにすることは、事業の大きな武器になると自負しています。
このような背景から、長期的な視点で事業のグロースを最大化するためにも、WordPress は使わず、初速が遅くとも『ヘッドレス CMS + 見た目を別で開発』(JAMstack)という選択をしました。
以下、まとめです。
脱 WordPress の理解が深まるキッカケになれば幸いです。
:::memo WordPress もヘッドレス CMS として使えます。しかし、柔軟にコンテンツの型を簡単を生成できない点で、本格的な事業として使うなら、中途半端と感じています。 詳しくは ヘッドレス CMS のメリットとデメリットを開発・ビジネス視点で解説 をご覧ください。 :::
]]>WordPress の知見を深めるキッカケになれば幸いです。
WordPress とは、Web 制作・運用が簡単にできる無料ソフトウェアです。
専門知識が無くても、文面や記事などのコンテンツを新規作成・編集が可能になります。そのため、ホームページやオウンドメディア(ブログ含む)といった Web 制作・運用で使われることが多いです。
WordPress がなかった Web 黎明期では、Web 制作・運用でこんな面倒な作業をしていました。
上図のように各 Web ページごとに、HTML ファイルを用意しなくてはいけません。
また、HTML ファイルはサーバーで管理されているため、手元の HTML ファイルを編集したら、サーバーに送信する必要があります。
ちょっと文面を修正するだけでも、毎回黒い画面と向きあうなんて、専門知識も必要で大変です…。
WordPress は以下のような仕組みになっています。
WordPress は Web 配信の機能とコンテンツ管理の機能が分離されています。そのため、簡単に ダッシュボード画面で Web ページの作成や編集が簡単にできるのです。
WordPress は Web 黎明期における救世主のような存在と言えるでしょう。
WordPress の大きな特徴は以下3つです。
WordPress には、魅力的な無料テンプレートが用意されています。以下のような主要なページのレイアウトがデザイン済みです。
さらに、PC だけでなくスマホにも対応(レスポンシブ対応)しているため、デザインを整えるコストを大幅に削減できます。
:::memo 無料だけでなく、完成度の高い有料テンプレートもたくさん販売されています。私は有料テンプレートを使うことが多いです。 :::
WordPress には、プラグインという機能があります。プラグインは便利アイテムのようなもので、基本的に無料で使えます。
下図のように、プラグインはたくさん公開されており、ダッシュボード画面から自由に導入できます。
導入すると、色々な機能が使えるようになります。以下、プラグインで実現できる一例です。
プラグインを使いこなすことで、WordPress で取り入れたい機能を簡単に導入できることも、嬉しいポイントです!
WordPress の強みは何といっても、カスタマイズにおける自由度の高さです。下図のように、簡単にサイドバーやヘッダーなどを自由に変更できます。
例えば、自分達の商品をバナーで PR するなど、可能性が無限です!
さらに、プログラミングが多少できるようになれば、オリジナルの装飾やレイアウトの変更はもちろん、ちょっとした Web サービスも作れます。
WordPress との比較対象でよく挙げられるのは、アメブロ、note、はてなブログなどのブログサービスです。違いは以下のようになっています。
WordPress | ブログサービス | |
---|---|---|
カスタマイズ | ◎ | ▲ ~ ◯ |
マネタイズ | ◎ | ▲ ~ ◯ |
立ち上げスピード | ▲ ~ ◯ | ◎ |
初期のアクセス数 | ▲ | ◯ |
WordPress はカスタマイズ性能がピカイチです。デザイン面のチューニングはもちろん、目立った場所に自社商品の PR を配置することも可能です。
また、厳しい利用規約もないため、マネタイズの手段(戦術)も幅広くなります。
詳細はオウンドメディア視点 の WordPress メリット・デメリット【ブログ含む】をご覧ください。
WordPress はホームページ制作としても、使用できます。そのため、ペライチなどのホームページビルダーと比較されることも多いです。
違いは以下のようになります。
WordPress | ホームページビルダー | |
---|---|---|
カスタマイズ | ◎ | ▲ ~ ◎ |
マネタイズ | ◎ | ▲ ~ ◯ |
立ち上げスピード | ▲ ~ ◯ | ◎ |
手厚いサポート | × | ◯ ~ ◎ |
定期的な情報発信 | ◎ | ▲ |
ホームページビルダーと比べ、WordPress はブログなどの定期的な情報発信で大きな強みを発揮します。詳細は Web サイト視点 の WordPress メリット・デメリットをご覧ください。
WordPress 運営するには、以下2つが必要です。
サーバーと独自ドメインのイメージは下図の通りです。建物の関係と似ています。
サーバーはレンタルすることが一般的です。基本的なプランであれば、以下の値段で収まります。
WordPress で本格的にオウンドメディアや Web サイトを運営すると、1年で合計 13,000 ~ 15,000 円くらいのコストがかかるでしょう。
:::memo 一見コストが高いように感じるかもしれませんが、オウンドメディアや Web サイトで収益化する場合は、十分に回収できる範囲です。 私個人の意見になりますが、WordPress 運営の費用帯効果は高いと感じます。 :::
WordPress の魅力を語りましたが、全てが万能というわけではあり以下のようなデメリットもあります。
:::memo デメリットを紹介しましたが、メリットが上回るケースが多い印象です。 正しくデメリットを理解することで、WordPress の納得度が高まるため、紹介しています。 :::
初心者向けに WordPress について解説しました。私は長年 WordPress を使用した経験から、素晴らしい CMS であると感じてます。
とはいえ、時には WordPress が不向きなケースもあるため、WordPress の向き・不向きを理解することも大切です。
そして WordPress が向いていると感じた方は、楽しい WordPress ライフを過ごすキッカケになればと思います!
]]>このような悩みを解決すべく、WordPress のような従来 CMS をメインに比較しながら、ヘッドレス CMS のメリット・デメリットを解説。
WordPress もヘッドレス CMS も実務で運用したからこそ、開発とビジネスの両視点でフラットにまとめました。従来 CMS or ヘッドレス CMS の検討で悩まれている方の参考になれば幸いです。
:::memo 従来 CMS も詳しく知りたい方は、従来 CMS の特徴やメリット・デメリットも併せて、ご覧ください! ヘッドレス CMS の詳しい解説は後日に公開する予定です。 :::
ヘッドレス CMS の具体的なメリットは9つあります。
それぞれ順番に解説します。
Web サイトやオウンドメディアの運営において、Web パフォーマンスを高めることは非常に大切です。
Web パフォーマンスが悪化し、Web ページの表示速度が遅くなると、以下2つの悪影響が発生し、売上などビジネスに大打撃を与えます。
- 表示遅延が増えるほど、ユーザーは離れていく
- 表示速度が遅すぎると、検索順位(SEO)に影響し、集客数がダウン
ヘッドレス CMS を使うと、WordPress などの従来 CMS と比べて、Web パフォーマンスを圧倒的に高めやすいです。(理由や仕組みは後日に解説)
パフォーマンスのチューニングがしやすいのは、ヘッドレス CMS の特権と断言できます。
Web 周辺の保守・運用を外注、もしくは社内の開発陣にお願いしている場合、ちょっとした編集などの依頼コストが積み重なります。
その結果、PDCA のスピードが遅くなりがちです。ヘッドレス CMS を使えば、開発側とコンテンツ運用側を分離できるため、開発陣への依頼コストを圧倒的に削減できます。
マーケター含む現場はコンテンツの作成や運用、開発陣は見た目の改修に集中でき、チーム全員がハッピーです。オペレーションを改善でき、高速な PDCA を実現できます。
WordPress やフルスクラッチ(独自 CMS の開発)の場合、一般的にサーバーの保守・運用を自分たちでやらなくてはいけません。一方で、ヘッドレス CMS であれば、ベンダー(運営会社)にサーバーの保守・運用をお任せできます。
ここで、こんな疑問を抱くかもしれません。
:::box ヘッドレス CMS 周辺のサーバー管理は問題なくても、Web サイトを配信する Web サーバー(見た目の部分)の保守・運用は必要なのでは…? :::
実は、Web サーバーの保守・運用もお任せできる時代になっています!
近年、低価格(基本無料)・超簡単・高速で Web 配信できるサービスが多数あります。このようなサービスはホスティングサービスと呼ばれ、サーバーの保守・運用を肩代わりしてくれるのです。
つまり、ヘッドレス CMS を使えば、基本的にサーバーレス(サーバーを持たない)で Web サイトやオウンドメディアを運営できます。
WordPress などの CMS を使う場合、ログイン周辺などのセキュリティ対策を自分たちでやらなくてはいけません。 参考:【Web サイト視点】WordPress のメリットとデメリットを解説【ホームページ制作】 | WebMarTech Lab
一方で、ヘッドレス CMS であれば、CMS 周辺の高度なセキュリティ対策をベンダーにお任せできます。
:::memo ログインが必要ない静的な Web サイトやオウンドメディアであれば、より最小限にセキュリティを抑えられます。(仕組みは後日解説) :::
CMS をフルスクラッチで開発しようとすると、非常に大変です。完成までに時間がかかるでしょう。
一方で、ヘッドレス CMS を使えば、CMS 開発分のリソースを補えます。開発テストも必要ありません。
ヘッドレス CMS を使えば、すぐに CMS の機能を導入できるため、ビジネスで大切なスピードも落ちません。
既存の Web サイトや Web アプリケーション、モバイルアプリなどに対し、スポットで CMS を使いたい時も、ヘッドレス CMS は大活躍します。
一部のコンテンツ管理をするためだけに、CMS をフルスクラッチで開発するとなると、費用対効果(コスパ)は微妙です。しかし、ヘッドレス CMS を使えば、簡単に CMS の機能を導入でき、オペレーション改善にも活かせます!
ヘッドレス CMS はあくまで、コンテンツ管理に特化しているため、Web だけでなくモバイルアプリなど、様々なデバイスにコンテンツを配信できます。
例えば、同じような PR 情報を Web サイトだけでなく、モバイルアプリにも配信したいとします。同じコンテンツを手動で管理すると、オペレーションもコンテンツ管理の方法も煩雑になりやすいです。
しかし、ヘッドレス CMS を使えば、PR 情報を一元管理できるため、楽ちんです!
様々なデバイス(スマホやスマートウォッチなど)・チャネル(Web やアプリ、LINE など)をデジタルデジタルマーケティングの視点から考えても、ヘッドレス CMS は重宝します。
:::memo 噂されている AR グラスにも、ヘッドレス CMS なら簡単に対応できそうです! :::
現在、テクノロジーの著しい進化によって変化の早い時代となり、フットワークの軽さを意味する改修や移行コストも重要になりました。ヘッドレス CMS はコンテンツ管理に特化しているため、様々な変化に対応しやすいです。
一方で、WordPress などの従来 CMS は、変化に弱い傾向にあります。
WordPress はコンテンツ(データ)と見た目(ビュー)が一心同体のため、改修した時の影響範囲が広くなりがちです。そのため、大きな改修や、サーバーの引っ越し等の移行コストが極めて高いです。
ヘッドレス CMS を使えば、変化に強いシステム構成にしやすく、グロースしやすい拡張性が得られるでしょう。
実は WordPress もヘッドレス CMS として、使えるようになっています。すると、こんな疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
:::box だったら、WordPress で良いのでは? :::
確かに WordPress もヘッドレス CMS として使えます。しかし、WordPress で新しいコンテンツの型を作ろうとすると、コーディングが必要で手間がかかります。
ヘッドレス CMS なら、コンテンツの型を柔軟に生成できる上、バリデーションといった細かいチューニングもしやすいです。
まとめると、WordPress よりもヘッドレス CMS の方が、コンテンツ管理の汎用性が高いため、用途の幅が広がります!
一旦、ヘッドレス CMS のメリットをまとめます。
ここまで、数多くのヘッドレス CMS のメリットを紹介しましたが、当然デメリットもあります。
それぞれ順番に解説します。
ヘッドレス CMS を採用する場合、見た目の開発が必要です。そのため WordPress と比べて、立ち上げのスピードが遅くなります。
以下のようなケースの場合に、ヘッドレス CMS を採用すると、良いでしょう。
ヘッドレス CMS の真髄は運用(グロース)時の柔軟性と拡張性です。オペレーションが改善されるだけでなく、仮説検証を高速で繰り返せることで、ビジネスをより大きくできます。
この仮説検証の "検証" を高速で行うには、エンジニアのスキルが必要です。非エンジニアがいない組織の場合、ヘッドレス CMS を採用した時の恩恵がやや薄れてしまいます。
ブログなどの文章コンテンツを公開する時、現場ではプレビュー機能(公開前に見た目を確認できる機能)が重要になります。公開後、予期せぬ形で見た目が崩れていたら、最悪ですよね…。
WordPress などの従来の CMS の場合、プレビュー機能が最初から搭載されています。一方で、ヘッドレス CMS の場合、プレビュー機能を自作しなくてはいけません。その際に、開発が面倒なケースがあるため、注意しましょう。
ヘッドレス CMS のデメリットをまとめます。
以上です。まとめになります。
ヘッドレス CMS の理解を深める参考になったら幸いです。
]]>このような悩みを解決するため、本記事では WordPress で Web サイト(ホームページ含む)を制作 → 運営するメリット・デメリットを、WordPress 歴 5 年以上の経験者が実体験に基づいて、まとめました。
参考になれば幸いです。
:::memo WordPress でブログなどのオウンドメディアを運営するメリット・デメリットは以下の記事にまとめています。 →【オウンドメディア視点】WordPress のメリットとデメリットを解説【ブログ含む】 | WebMarTech Lab :::
まず WordPress で Web サイトを制作 → 運営するメリット・デメリットを一言でまとめると、以下のようになります。
上記は、あくまでメリット・デメリットをギュッと凝縮したものです。ここからより深って、メリット・デメリットを解説します。
WordPress は専門知識が無くても、Web サイトの制作や編集が可能です。下図のようにカスタマイズ画面から、トップページなどの文面や色もラクラク変更できます。
WordPress を使わない場合、HTML というファイルを編集して、サーバーに毎回アップロードしなくてはいけません。
しかし、WordPress であれば、そんな面倒な作業は必要ないため、本質的な Web サイトのコンテンツに集中できます。
:::memo 専門知識が不要のため、Web サイトの管理を内製化しやすいです。その結果、外注コストを大幅に減らせる大きな副次的効果もあります! :::
WordPress には、オシャレな Web サイトの無料テンプレートが多数あります。以下のような主要なページのレイアウトがデザイン済みです。
さらに、PC だけでなくスマホにも対応(レスポンシブ対応)しているため、デザインを整えるコストを大幅に削減できます。
また、テンプレートの多くは、SEO 対策(検索エンジンで上位に表示させるための対策)済みで、Web 集客をすぐに始められる点も大きな魅力でしょう。
:::memo 無料だけでなく、完成度の高い有料テンプレートもたくさん販売されています。私は有料テンプレートを使うことが多いです。 :::
ここまでは、ペライチなどのホームページビルダーにも当てはまるメリットでした。以降のメリットから、他のホームページビルダーにないようなメリットになります。
WordPress には、プラグインという機能があります。プラグインは便利アイテムのようなもので、基本的に無料で使えます(最高)。
例えば、下図のように Web サイトに必須なお問い合わせフォームの設置もプラグインを使えば、簡単に導入できます。
WordPress の強みは何といっても、カスタマイズにおける自由度の高さです。下図のように、簡単にサイドバーやヘッダーなどを自由に変更できます。
ホームページビルダーの多くは、ガチガチに定まったレイアウトしか使えませんが、WordPress は柔軟にカスタマイズできます。
WordPress は使いこなせば使いこなすほど、カスタマイズの幅が広がり、オリジナリティが増していきます。
:::memo WordPress は外部サービスも導入しやいため、データ収集や分析など戦術の幅も広がります。 :::
:::alert STUDIO などホームページビルダーの中には、WordPress よりも簡単かつ自由にレイアウトを変更できるサービスもあります。 :::
Web サイトで集客するため、お知らせやブログなど頻繁にページを公開したいケースは多いでしょう。
WordPress はこのように文章量が多いページを定期的に公開することが非常に得意です。一方で、殆どのホームページビルダーが苦手な領域。
WordPress を使えば、定期的な情報発信が簡単にできるのは、Web サイトの運営面で嬉しいポイントでしょう。
:::memo ブログ等のオウンドメディアでは、WordPress を使用するケースが多い 参考:【オウンドメディア視点】WordPress のメリットとデメリットを解説【ブログ含む】 | WebMarTech Lab :::
WordPress は国内で使用されている CMS(コンテンツ管理システム)の中で、83.6% という非常に高いシェアを誇っています。
参考:Distribution of Content Management Systems among websites that use Japanese
このような背景から WordPress を扱える Web 制作会社は非常に多いため、WordPress 関連の外注もしやすいです。アウトソーシングでリソースを補いたい方には嬉しいポイントでしょう。
:::memo WordPress のシェア率は高いこともあり、情報が数多くあるため、調べやすいのも、Good です! :::
WordPress は無料ソフトウェアのため、運営コストを抑えやすいです。一方で、ホームページビルダーの場合、イケてる機能が搭載されたプランにすると、運営費が WordPress よりもやや高くなる傾向にあります。
特に、ブログやお知らせなどで定期的に情報発信をしようとすると、ホームページビルダーの運営費は跳ね上がりやすいです。
その分、WordPress はサーバー代とドメイン代のため、コストが跳ね上がる心配がありません!
:::alert 運営費はホームページビルダーのプランによるため、導入前に WordPress の運営費と比較してみることをオススメします。 :::
一度、メリットをまとめます。
ここまで WordPress で Web サイト制作 → 運営するメリットをお伝えましたが、デメリットもあります。
WordPress はホームページビルダーと比べて、始めるハードルが高いです。WordPress をセットアップするために、以下のようなことを自分達でやらなくてはいけません。
ホームページビルダーであれば、サーバー周りのセットアップを運営会社がやってくれます。更に、ホームページビルダーは見た目をベースに文章などを編集できるため、直感的に操作しやすいです。
そのため、ホームページビルダーよりも WordPress の方が難易度が高く、公開スピードが遅くりやすいです。
一般的にホームページビルダーは見た目をベースに編集作業を行うため、直感的に操作できます。一方で、WordPress は見た目とコンテンツが分かれているため、操作の慣れが必要です。
:::memo とはいっても、そこまで難しい操作をするわけではないため、2〜3日あれば問題なく操作できるようになります。 :::
WordPress はテンプレートに強く依存するため、ホームページビルダーよりもオリジナルのレイアウト構築が難しいです。例えば、WordPress で新商品の特設 PR ページをイチから作ろうとすると、専門知識が必要。また、改修によって、システムも複雑化します。
一方で、ホームページビルダーであれば、仕組みが非常にシンプルなこともあり、様々なテンプレートを組み合わせて、オリジナルのページを創出しやすいです。
:::memo WordPress のテンプレートには多彩なページデザインが存在するため、ゼロからオリジナルページを作らなくても良いケースが多いです。 一度 WordPress のテンプレートで十分かどうか、検討すると良いでしょう。 :::
ホームページビルダーと異なり、WordPress には公式の手厚いサポートがありません。そのため、WordPress 関連でトラブルに直面した場合、自分で原因や解決法を調べる必要があります。
とはいえ、WordPress 関連の情報は非常に多いです。高度なカスタマイズを除けば、グーグルなどで検索すると、解決法がすぐに見つかります。過度に WordPress にビビる必要はありません。
ホームページビルダーの場合、運営会社がセキュリティ対策を実施していますが、WordPress の場合、自分でセキュリティ対策をしなくてはいけません。
具体的には、以下のようなセキュリティの問題を抱えています。
このような危険に対し、二段階認証や万が一のためのバックアップ等、自分で対策しなくてはいけません。何か大変なことがあっても、自己責任です。
WordPress を運用していると、主に以下3つが日々、進化していきます。
システムを新しくするため、タイミングを見計らって、更新(アップグレード)するのですが、更新作業によって、WordPress が思うように動作しなくなるケースがあります。
:::alert WordPress は様々な機能が複雑に絡み合っているため、更新のリスクが常に付きまといます。私は過去に更新作業で全く動かなくなりパニックになりました。(無事に解決できましたが、トラウマです…) :::
ここから、WordPress で本格的な Web サイトを運営したい場合のデメリットを2つ紹介します。本格的なサイトを制作したい方は必見です。
WordPress で長く運用していると、パフォーマンス(表示スピード)を意識するようになります。なぜなら、パフォーマンスの良し悪しは、ユーザーの離脱に直結するからです。
参考:Web ページの表示速度が遅いと、重めの悪影響があるので要注意 | WebMarTech Lab
しかし、WordPress は各機能が一心同体のため、細かいパフォーマンスチューニングが苦手です。例えば、プラグインの一部機能だけを使いたくても、関係ない機能まで付いてきます。
このように WordPress は動作が重くなりやすく、パフォーマンスチューニングが難しい傾向があります。徹底的にパフォーマンスチューニングしたい場合は、ゼロから自作することをオススメします。
:::memo ホームページビルダーに関しては、そもそもパフォーマンスチューニングできる箇所が殆どありません。そのため、外部サービスのパフォーマンスに依存します。 :::
一度、デメリットをまとめます。
以上になります。最初に紹介した WordPress で Web サイトの制作 → 運営するメリット・デメリットの一言まとめを再掲します。
一昔前までは Web サイト制作は WordPress が最強でした。しかし、ペライチや STUDIO、Webflow などの優秀なホームページビルダーが続々と登場し、相対的に WordPress の強みが薄れている印象があります。
以下のようなケースであえば、WordPress で Web サイトを制作すると良いでしょう。
参考になれば幸いです。
]]>このような悩みを解決するため、Web ページの表示速度の計測方法・Web パフォーマンスの分析方法を紹介します。Web パフォーマンスを改善するために、現状把握したい方は必見です!
:::memo Web ページの表示速度が遅いと、どれほどの悪影響があるのか、以下の記事で紹介しています。併せて、ご覧ください! 参考:Web ページの表示速度が遅いと、重めの悪影響があるので要注意 | WebMarTech Lab :::
Web パフォーマンスを分析する方法は多数ありますが、主によく使われる無料ツールは Google が提供する PageSpeed Insights です。
分析方法は非常に簡単!
PageSpeed Insights にアクセスし、下図のように計測したい URL をコピー → 貼り付けし、分析ボタンをクリックだけです。
数秒後には下図のように、デスクトップ(PC)と携帯電話(モバイル)ごとの分析結果が表示されます(各指標の解説は後述)。
パフォーマンスの総合点に応じた評価は以下の通りです。
参考:How scores are color-coded | Lighthouse performance scoring
最低でも 50 点以上、できれば 90 点以上を叩き出せると、最高です。
このように、パフォーマンス結果が 0 ~ 100 点で数値化されるため、誰でも直感的にパフォーマンスの良し悪しが判断できます。また、改善の Before / After の比較にも使えるため、使い勝手が非常に良いです。
:::memo 一般的には PC よりもスマホの方が点数が悪くなります。 :::
また、下図のようにパフォーマンスが悪い原因と改善すべき項目を提示してくれる点も、PageSpeed Insights の魅力になっています!
:::memo パフォーマンスの分析ツールは他にも、GTmetrix、Test My Site、Google アナリティクス、開発者向けの Google DevToolsなどがあります。 私は全て使用した経験がありますが、基本的には PC もモバイルも対応している PageSpeed Insights で十分な分析が可能です。 :::
PageSpeed Insights のパフォーマンス指標で重要な項目を噛み砕いて説明したテーブルです。
:::memo 厳密な説明よりも、わかりすさを重視しています。 :::
判断軸 | 指標 | 解説 | 公式 URL |
---|---|---|---|
表示速度 | First Contentful Paint (FCP) | テキスト or 画像の初期表示の時間 | FCP |
表示速度 | Speed Index (SI) | ページを読み込み、コンテンツが表示されるまでの時間 | SI |
表示速度 | Largest Contentful Paint (LCP) | 最も大きなテキストまたは画像の表示時間 | LCP |
応答性 | Time to Interactive (TTI) | ページが完全に操作できるまでの時間 | TTI |
応答性 | Total Blocking Time (TBT) | 初期表示の時間 (FCP) と操作できるまでの時間 (TTI) のラグ | TBT |
安定性 | Cumulative Layout Shift (CLS) | 予期しないレイアウトの変更や崩れ | CLS |
判断軸 | NG な現象 |
---|---|
表示速度 | Web ページの表示時間が長すぎる… |
応答性 | 表示されたボタンをクリックしても、反応するまで時間がかかる… |
安定性 | サイドバーの枠をはみ出すほどの、巨大なバナー広告 |
FCP(初期表示)と LCP(最も大きいコンテンツの表示)の違いは、下図をご覧いだければ、イメージしやすいでしょう。
出典:Largest Contentful Paint (LCP)
表示速度はもちろん、表示された後に適切な操作ができるかどうか(応答性)についても、Google は重要視しています。
パフォーマンス結果における各指標の重みについては、以下の記事をご覧ください。 参考:Lighthouse performance scoring
今まで Web パフォーマンスは命と言わんばかり、重要であることを強調しました。しかし、Web パフォーマンスだけを追い求めるだけではいけません。
例えば、Web パフォーマンスだけを重要視したため、重い画像を取っ払い、文章だけの無機質な Web サイトが完成したとします。果たして、この Web サイトはユーザーにとって魅力的と言えるのでしょうか。
大切なことは、Web パフォーマンスとユーザー体験のバランスを保つことです。Web パフォーマンスとユーザー体験、両者を犠牲にせず、どちらも満たせるポイントを探し続けましょう。
以下、まとめです。
Web パフォーマンスの分析の参考になれば幸いです!
]]>このような悩みを解決すべく、Web ページ表示速度(パフォーマンス)がビジネス視点でどれほど重要なのか、まとめました。
ホームページなどの Web サイトやブログなどのオウンドメディアを運営している方は必見です。運営している本メディアもパフォーマンスを徹底的にこだわっています!
Web パフォーマンスが悪化し、Web ページの表示速度が遅くなると、以下2つの悪影響が発生し、売上などビジネスに大打撃を与えます。
それぞれ、順番に解説します。
:::box 表示速度が遅い Web ページを例えるなら、穴が空いたバケツ(Web ページ)と同じです。頑張って水(顧客)を入れても、漏れている状態になります。 :::
Google は表示速度に応じて、モバイル(スマホ)で閲覧しているユーザーの直帰率(ページから離れる割合)がどのようになるのか、データ(下図参照)を掲載しています。
出典:Google Developers Japan: モバイルページのスピードに関する新たな業界指標
上図を日本語で解説するとと、以下のようになります。
また、Google ではたったの 1 秒の表示遅延が、コンバージョン率(購入などの最終成果ポイント)が下がると述べています。
1 秒の表示遅延で、コンバージョン率が最大 20 %悪化する 引用:Business growth through mobile site speed | Think with Google
コンバージョンポイントが商品の購入とした場合、たったの1秒の表示遅延で毎日の売上が最大 20% ダウンと考えると、ゾッとしませんか?
他にも、Google では、以下のような事例も紹介しています。
BBCでは、サイトのロード時間が 1 秒増えるごとに、さらに 10% のユーザーを失う 引用:Why does speed matter? | Google Sevelopers
つまり、良い商品や良いコンテンツを Web ページで発信しても、厳しい現実かもしれませんが、表示速度が遅ければ効果が薄れます。
以上のことから、たったの 1 秒(むしろ、Web の世界では長すぎる 1 秒)であっても、ページの表示改善に努めることは非常に大切です。
Google はモバイルの検索アルゴリズムに対し、Speed Update を行っています。
2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。 これを「Speed Update」と呼びますが、対象となるのは、ユーザーがかなり遅いと感じるようなページのみで、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。 引用:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google 検索セントラル
上記で述べられている通り、対象は著しく遅いページです。そのため、そこまで苦にならない表示速度であれば、問題ないと思います。
:::alert もし、ページの表示速度が明らかに遅いと感じる場合、パフォーマンス改善した方が良いでしょう。 :::
さらに、Google は 2021 年 6 月中旬から、Web パフォーマンスを意味する Core Web Vitals(コアウェブバイタル)が検索順位に影響することを発表しました。 参考:ページ エクスペリエンスの更新に対応するための期間、ツール、詳細情報 | Google 検索セントラルブログ
このように、Web パフォーマンスは検索順位に影響するのです。
Web ページの表示速度を改善した結果、以下のような成功事例が Google で紹介されています。
・Pinterest は、待ち時間を 40% 短縮し、検索エンジンからのアクセスが増え、登録者数が 15% 増加 ・COOK は、平均ページロード時間を 850 ミリ秒短縮し、コンバージョン数を 7% 増加、直帰率を 7% 減少、セッションあたりのページ数を 10% 増加 ・Mobify 社では、ホームページの読み込み速度が 100 ミリ秒低下するごとに、コンバージョン率が 1.11% 増加 引用:Why does speed matter? | Google Developers
このように、Web パフォーマンスの改善には大きなポテンシャルが秘められています。
ユーザー離れやコンバージョンの影響度などを考えれば、パフォーマンス改善をやることは火を見るより明らかです。
Web パフォーマンスが悪い状態を放置すると、長期的な機会損失になりえます。だからこそ、Web パフォーマンスは常に意識すると良いでしょう。
「たったの 1 秒、されど 1 秒」
Web パフォーマンスの理解を深めるキッカケになれば幸いです。
]]>このような悩みを解決するため、本記事では WordPress でオウンドメディア(ブログを含む)を運営するメリット・デメリットを、WordPress 歴 5 年以上の経験者が実体験に基づいて、まとめました。
また、実体験に基づいて、note や はてなブログなどの他ブログサービスや、本メディアのようにモダンな技術で自作した場合とも比較しています。WordPress を検討している方の参考になれば幸いです。
まず WordPress でオウンドメディアを運営するメリット・デメリットを一言でまとめると、以下のようになります。
たったのこれだけ…?と疑問に思ったかもしれません。ご安心ください。あくまでメリット・デメリットをギュッと凝縮しただけです。
実際には、より深ぼると、多数のメリットと意外なデメリットが複数あります。それぞれ順番に解説していきます。
WordPress でオウンドメディアを運営するメリットは以下の通りです。
順番に解説しましょう。
WordPress は専門知識が無くても、Web ページの作成や編集できます。下図のようにダッシュボード画面から、変更するだけで、ブログの投稿などが可能です。
WordPress を使わない場合、HTML というファイルを編集して、サーバーに毎回アップロードしなくてはいけません。
しかし、WordPress であれば、そんな面倒な作業が必要ないため、記事投稿に集中できます。
WordPress には、魅力的な無料テンプレートが用意されています。以下のような主要なページのレイアウトがデザイン済みです。
さらに、PC だけでなくスマホにも対応(レスポンシブ対応)しているため、デザインを整えるコストを大幅に削減できます。
また、テンプレートの多くは、SEO 対策(検索エンジンで上位に表示させるための対策)済みで、Web 集客をすぐに始められる点も大きな魅力でしょう。
:::memo 無料だけでなく、完成度の高い有料テンプレートもたくさん販売されています。私は有料テンプレートを使うことが多いです。 :::
ここまでは、はてなブログや note などの他ブログサービスにもあるメリットでした。以降のメリットから、他ブログサービスにないようなメリットになります。
WordPress には、プラグインという機能があります。プラグインは便利アイテムのようなもので、基本的に無料で使えます(最高)。
下図のように、プラグインはたくさん公開されており、ダッシュボード画面から自由に導入できます。
導入すると、色々な機能が使えるようになります。以下、プラグインで実現できる一例です。
プラグインを使いこなすことで、WordPress で取り入れたい機能を簡単に導入できることも、嬉しいポイントです!
WordPress の強みは何といっても、カスタマイズにおける自由度の高さです。下図のように、簡単にサイドバーやヘッダーなどを自由に変更できます。
例えば、自分達の商品をバナーで PR するなど、可能性が無限です!
さらに、プログラミングが多少できるようになれば、オリジナルの装飾やレイアウトの変更はもちろん、ちょっとした Web サービスも作れます。
note やアメブロでは、殆どデザインをカスタマイズできません。はてなブログでは、ある程度のカスタマイズはできますが、WordPress ほど自由にカスタマイズすることは難しいです。
WordPress は使いこなせば使いこなすほど、カスタマイズの幅が広がり、オリジナリティが増していきます。
:::memo WordPress は外部サービスも導入しやいため、データ収集や分析など戦術の幅も広がります。 :::
WordPress は他ブログサービスよりも、マネタイズの手段が豊富です。
外部サービスにもよりますが、自社製品の PR 禁止や特定のジャンル発信の禁止など、制約があります。そのため、思うようにマネタイズできないことも…。
ビジネスにおいて、WordPress は攻守ともに優れています。
:::alert WordPress を使うからといって、全く制約がゼロというわけではありません。使用するサーバーにも利用規約があるため、契約前に必ずチェックしましょう。 :::
他ブログサービスを使用している場合、他社(他者も含む)の関連コンテンツや広告に囲まれていることがあります。そのため、自社コンテンツから離脱しやすい環境とも言えるでしょう。
一方で、WordPress を使えば、自社のコンテンツを中心にユーザーへ届けることが可能です。その結果、ユーザーとの距離感も縮まりやすく、ブランド醸成にも繋げやすいです。
一度、メリットをまとめます。
ここまで WordPress でオウンドメディアを運営するメリットを伝えましたが、デメリットもあります。
それぞれ順番に解説します。
WordPress は他ブログサービスと比べて、始めるハードルが高いです。WordPress をセットアップするために、以下のようなことを自分達でやらなくてはいけません。
とはいえ、WordPress の始め方やサーバーの選び方に関して、すでに色んな方のわかりやすい情報が公開されているため、路頭に迷い続ける確率は低いと思います。(本メディアでも、後日にまとめる予定)
しかし、他ブログサービスと比べ、腰が重いことは事実です。
また、サーバー代は月間 500 ~ 2,000 円、ドメイン代は年間 1,000 ~ 2,000 円(ピンきり)ほど、かかります。
そのため、無料で簡単にスタートできる他ブログサービスと比べて、WordPress の方が始めるハードルが高いです
:::memo WordPress に慣れると、15 ~ 30 分くらいで簡単にセットアップできるようになりますが、最初は1時間くらい見込むと良いでしょう。 :::
WordPress は基本的にサポートがないため、問題に直面しても、自分で原因や解決法を調べる必要があります。
とはいえ、WordPress 関連の情報は非常に多いです。高度なカスタマイズを除けば、グーグルなどで検索すると、解決法がすぐに見つかります。そのため、過度に WordPress にビビる必要はありません。
今までの経験から、他ブログサービスよりも、解決方法を検索しながら、問題解決していく頻度は多いです。
他のブログサービスの場合、サービス内に滞在しているユーザーがいるため、立ち上げ当初もある程度のアクセスが見込めます。
一方で、WordPress での立ち上げは、まるで人がいない土地に店を出すような状態に近いです。そのため、最初はアクセス数が非常に少なく、心が折れやすいのも、WordPress のデメリットと言えるでしょう。
:::memo WordPress は農業に似ており、種まきから収穫までの期間が長くなりがちです。立ち上げ時、アクセス数は少ないものの、継続することで伸びていきます。 :::
他ブログサービスの場合、運営会社がセキュリティ対策を実施していますが、WordPress の場合、自分でセキュリティ対策をしなくてはいけません。
具体的には、以下のようなセキュリティの問題を抱えています。
このような危険に対し、二段階認証や万が一のためのバックアップ等、自分で対策しなくてはいけません。何か大変なことがあっても、自己責任です。
WordPress を運用していると、主に以下3つが日々、進化していきます。
システムを新しくするため、タイミングを見計らって、更新(アップグレード)するのですが、更新作業によって、WordPress が思うように動作しなくなるケースがあります。
:::alert WordPress は様々な機能が複雑に絡み合っているため、更新のリスクが常に付きまといます。私は過去に更新作業で全く動かなくなりパニックになりました。(無事に解決できましたが、トラウマです…) :::
ここから、WordPress で本格的なオウンドメディアまで育て、事業化したい場合のデメリットを2つ紹介します。
:::memo 大多数の方はそこまで気にする必要はありません。 :::
WordPress で長く運用していると、パフォーマンス(表示スピード)を意識するようになります。なぜなら、パフォーマンスの良し悪しは、ユーザーの離脱に直結するからです。 参考:Web ページの表示速度が遅いと、重めの悪影響があるので要注意 | WebMarTech Lab
しかし、WordPress は各機能が一心同体のため、細かいパフォーマンスチューニングが苦手です。例えば、プラグインの一部機能だけを使いたくても、関係ない機能まで付いてきます。
このように WordPress は動作が重くなりやすく、パフォーマンスチューニングが難しい傾向があります。徹底的にパフォーマンスチューニングしたい場合は、ゼロから自作することをオススメします。
:::memo 他のブログサービスに関しては、そもそもパフォーマンスチューニングできる箇所が殆どありません。そのため、外部サービスのパフォーマンスに依存します。 :::
WordPress はコンテンツ(データ)と見た目(ビュー)が一心同体のため、改修した時の影響範囲が広くなりがちです。そのため、大きな改修や、サーバーの引っ越し等の移行コストが極めて高いです。
言い換えるなら、フットワークが非常に重いとも言えます。
運用初期は改修や移行は選択肢に入りませんが、アクセス数が大きく伸びると、できることやビジネスのアイデアも増え、色々とテコ入れしたくなるものです。しかし、改修や移行コストが重く、泣く泣く、そのまま WordPress を運用することが多いでしょう。
このように WordPress は立ち上げや運用コストは抑えられるものの、改修や移行などスケールする時のデメリットを抱えています。
:::memo こんな問題を解決するため、近年 Headless CMS が話題になっています(後日に解説する予定) :::
一度、デメリットをまとめます。
以上になります。最初に紹介した WordPress でオウンドメディアを運営するメリット・デメリットの一言まとめを再掲します。
WordPress は外部サービスよりも立ち上げのハードルが高いですが、一度運用を開始すれば、その魅力に取り憑かれてるはずです。
一方で、WordPress の大規模な改修や移行は、大きなリスクを伴います。そのため、ゼロから自作できるエンジニアや本格的な事業としてスタートしたい方は、要検討すると、良いでしょう。
]]>本記事では、上記のような CMS 初心者が知りたいことについて、CMS 経験者(5年以上)が徹底解説していきます!
CMS の知識を深め、解像度を高めるキッカケになれば幸いです。
CMS とはコンテンツ管理システム(Content Management System)の略で、Web 系コンテンツの作成、保存や編集が簡単にできるシステムです。Web ページの美しいテンプレートと配信システムが搭載されているため、専門知識も不要。私達はコンテンツの作成や編集に集中できます。
例えば、以下のようなことが CMS で簡単に実現できます。
上記のように CMS の主な目的は、Web 集客です。具体例として、Web サイトやブログ、オウンドメディアなどが挙げられるでしょう。
このように CMS は、Web 系コンテンツの配信、そして保守・運用が容易にできるシステムとなっています!
Web が黎明期だった時代、CMS は存在せず、全ての情報が Web ページに直接埋め込まれていました。その結果、テキストや画像を少し変更するだけでも、非常に大変…。
具体的には、サーバーにアクセスして、ファイルの情報を修正したり、手元のファイルを編集 → サーバーに転送する必要があり、保守・運用のコストが重かったです。
そこで、以下のように改修頻度の観点から、2つの機能に切り分ければ良いのでは?という発想から CMS が登場しました。
その結果、システム管理とコンテンツ管理を分業させることができ、コンテンツ作成や更新の業務が効率的になりました。さらに、専門知識を必要とする Web ページの配信システムがパッケージ化されたため、Web 制作のハードルがグッと下がったのです。
その結果、CMS はあっという間に全世界で流行し、大きく急成長を遂げました。
CMS の基本機能は以下5つです。
すでに紹介していますが、CMS では Web 系コンテンツを管理(作成・編集・削除など)し、自由に配信できます。Web 系コンテンツはテキストだけでなく、画像や PDF など様々なファイルも含まれます。例えば、画像を CMS にアップロードすれば、素材として自由に使えます!
また、CMS には Web ページの美しいテンプレートも用意されているため、基本的な Web 制作の下地は完成済みです。そのため、イチからヘッダーやフッターなどのレイアウトを作成する必要ありません!
そして、PC とスマホのデバイスに応じて、デザインが変わるレスポンシブ対応や Google などの検索エンジンで上位になるような対策(SEO 対策)されていることが一般的です。
組織での運用面においても、CMS では管理者や編集者など細かく権限を付与できる機能があるため、柔軟にチームでコンテンツを編集できます。
このように CMS には、誰もが簡単に Web 制作 → Web 集客できる機能が搭載されています。
CMS の導入メリットとデメリットについて、実体験に基づいて、それぞれ紹介します。
CMS のメリットは以下の通りです。
CMS を使えば、Web 制作で重要な基盤(配信システム・レスポンシブ対応・SEO 対策など)が構築済みのため、ゼロから Web 制作するよりも圧倒的に初速が速いです。
:::memo CMS に慣れ、テンプレートを使いこなせば、最短で即日に Web 制作が完了し、翌日から Web 集客もできます(体験談)。 :::
また、専門知識も不要です。組織目線でいえば、誰もがコンテンツ管理をできるため、脱属人化でき、安定した継続的運用が可能になります。また、外注コストも抑え、内製化もできるでしょう。
さらに、コンテンツの作成や更新に集中できるため、1番の目的である Web 集客の結果にコミットしやすい点も、大きなポイントです。
:::memo CMS の操作に慣れるまでの時間は必要になりますが、長くても2〜3日あれば、業務に差し支えないレベルで保守・運用が可能でしょう。 :::
今まで CMS の良いポイントを中心にお伝えしましたが、以下のようなデメリットもあります。
まず、CMS のテンプレートにないレイアウトを実装することは難しいです。例えば、オリジナルの PR ページの作成やレイアウトの細かい変更などは、専門知識がないと、厳しいでしょう。
その結果、CMS ではテンプレートをベースに運用することが多くなるため、デザインが他の人と被りやすくなります。
また、CMS の運用期間が長くなるほど、CMS への依存度が高まり、移行コストが重くなります。その結果、最新技術の導入が遅れたり、より良いシステムへの移行ができないリスクもあるため、注意しましょう。
特に、商用の CMS の場合、移行のハードルが高すぎる場合も…。そして、CMS の改造に限界がある場合、高度な仮説検証ができないケースもあります。
そして、CMS にもよりますが、色々な機能がてんこ盛りのため、返って Web ページの速度が重くなりやすいのも、大きなデメリットの1つです。Web サイト上での動作が重いと、ユーザーの離脱に大きく影響します。
:::alert オリジナリティを発揮するため、専門知識のある人が CMS を改造することも可能です。 しかし、システムが複雑になり、誰でも運用できる CMS のメリットが失われ、運用コストが増大する恐れがあるため、注意しましょう。 :::
以下、CMS のまとめになります。
CMS の理解を深めるキッカケになれば幸いです。
]]>本記事ではそんな悩みを解決すべく、コスパ最強 iPaaS である Integromat(無料)の始め方を紹介。また、汎用性の高い便利な自動化フローを一緒に構築しながら、基本的な使い方も解説します。
海外製の Integromat は実務やプライベートに導入する参考になれば幸いです!
:::memo Integromat について、もっと知りたい…という方は、【iPaaS】Integromat(インテグロマット)とは?特徴や料金など、徹底解説も併せてご覧ください! :::
まず、Integromat(公式)にアクセスし、無料アカウント作成 → ログインしていきます。
下図のボタンをクリックし、サインアップのページを開きましょう。
Integromat アカウントの作成方法は以下2つです。各自、お好みの方法をお選びください。
本記事では、下図のように、Google アカウントで認証を行い、Integromat のアカウントを作成します。
認証が完了したら、下図のように国を選んで「SIGN UP FOR FREE」をクリックしてください。
すると、下図のようなアンケートの入力ページが表示されます。各自、アンケート項目を入力し、「CONTINUE」ボタンをクリックすれば、アカウント作成とログインが完了となります。
下図のようなダッシュボードが表示されれば成功です!
Integromat では、以下2つの用語が登場します。
シナリオとモジュールのイメージ
ここでは、以下のシナリオを試しに作成しながら、基本的な使い方を紹介します。
:::box Google スプレッドシート(以降、GSS) に追加されたデータを検知し、Slack に通知 :::
:::memo 上記のシナリオは、GSS で管理するデータを個人やチームに忘れず共有したい時に役立ちます。Slack だけでなく、Chatwork や Teams での通知も可能です。 :::
シナリオ作成の全体像は以下の通りの通りです。
順番に解説していきます。
まず、下図のように、新しいシナリオを作成しましょう。
続いて、GSS への新規データ登録を検知するモジュールを追加していきます。
Integromat では、様々なアプリが用意されているため、検索ボックスにアプリ名を入力すると、気になるアプリを発見しやすくなります。
手順は下図の通りです。
GSS への新規データ登録を検知したい場合は、下図のように Watch Rows
というトリガーを選択します。他にも様々な機能があるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
その後、GSS のデータを読み取るため、アカウント認証とアクセス許可が必要になります。手順は下図の通りです。
GSS の認証を終えたタイミングで、テスト用シートを作成しましょう。下図のように、ヘッダーには、日程 (Date) と予定 (Schedule) を入力し、その下にデータを追加していくイメージです。
シートを作成できたら、下図のように検知したいスプレッドシートとワークシートを選択しましょう。今回はヘッダーがあるため、テーブルのヘッダーあり or なしの項目は「Yes」とします。
すると、下図のようなポップアップが表示されるはずです。「Choose where to start」とは、データの読み取り地点を意味します。
今回は2行目のテストデータをテストしたいため、下図のように手動でテストデータを選択しましょう。
:::memo 「where to start」は後から自由に設定を変更できます。 :::
以上で GSS の設定は完了です。
それでは、設定したモジュールが動作するかどうか、テストしてみましょう。下図のように、GSS のアイコンを右クリックし、「Run this module only」をクリックしてください。
すると、テストが完了します。下図のように、テストデータが確認できれば成功です!
もう一度テストデータを確認したい場合は、下図のように「where to start」の再設定が必要なので、注意しましょう。再設定の手順は下図の通りです。
:::alert Integromat では、テストを実行する度に、次のデータのテストを行います。そのため、同一のデータで何度もテストしたい場合は、「where to start」の設定が必要なので、注意してください。 :::
次は、GSS に追加されたデータを Slack へ通知するモジュールを設定します。
:::memo Slack は Chatwork や Microsoft Teams でも代替可能です。 :::
まず、下図のように GSS アイコンの右にある + アイコンをクリックしましょう。
続いて、GSS のモジュールを設定した方法と同じように、Slack のモジュールを設定します。手順は下図の通りです。
今回は Slack のメッセージで通知するため「Craete a Message」を選択しましょう。
次に、Slack の認証を行います。
Slack の認証が完了したら、モジュールの細かい設定を行いましょう。
本記事では、パブリックチャンネルの「n-ipaas-test」にメッセージを投稿します。各自、各々のチャンネルを選びましょう。
また、メッセージの内容は、Text ボックスに入力します。本記事では、GSS のデータが追加された時、以下の内容を Slack のチャンネルに投稿しますが、自由に設定して大丈夫です。
【New Data!】 Date: GSS に追加された Date データ Schedule: GSS に追加された Schedule データ
以上で設定は完了です。
それでは、設定したモジュールが動作するかどうか、GSS のモジュールと同じようにテストしてみましょう。手順は下図の通りです。
Slack のチャンネル投稿テストでは、下図のようにダミーデータを入力する必要があります。
下図にように、Slack にテストデータが投稿されれば成功です!
:::alert Slack の単体テストを行う時、前のモジュールのデータを引き継ぐことはできないため、注意しましょう。 :::
最後に、シナリオの一連のテストを行い、スイッチをオンにしましょう。まず、GSS モジュールの「where to start」を設定します。
これで準備完了です。最後に画面の左下にある「Rune once」ボタンをクリックします。
テスト実行後、Slack に下図のようなテキストメッセージが表示されれば成功です。
後は、作成したシナリオを定常運行させるのみです。手順は下図のようになります。
最後に運用に問題ないかどうか、GSS に新たにデータを追加してみましょう。
15 分以内に Slack で通知されれば、問題なく運用できている証拠となります。
:::alert Integromat では、15 分ごとに新たなデータを検知します。そのため、データを追加しても、すぐに Slack で通知されないことが多いため、10 ~ 15 分くらい待ちましょう。 :::
以上になります。Integromat を使えるようになれば、コスパ最強の業務自動化ツールになります。
ぜひ、Integromat 導入の参考になれば、これ以上嬉しいことはありません。 → Integromat の無料アカウント登録はこちら
]]>LP 作成ツールを検討しているが、メリットとデメリットを見比べて、使用するかどうか決定したい…
このような悩みを解決するため、本記事では、LP 作成ツールのメリット・デメリットを、ゼロからの LP 制作と比較して、まとめました。
LP 作成ツールを使用すべきか検討している方の参考になれば幸いです!
LP 作成ツールのメリットは以下3つです。
それぞれ、順番に解説します。
最近の LP 作成ツールは、イケてる LP のデザインテンプレートが多く用意されている上に、ノーコードで LP の文面や構成も変更できます。
さらに、ツールによっては、細かいデザインのカスタマイズも可能です。そのため、LP 作成に必要な以下2つのスキルが必要ありません。
どんな人でも 簡単に LP 作成 → 公開できることは、LP 作成ツールにおける最大のメリットと断言できます!
LP をゼロから制作しようとすると、1ヶ月以上かかるケースが多いです。しかし、LP 作成ツールを使えば、基本的に即日に LP を完成させて、世に公開できます。
圧倒的なスピードで LP 公開ができれば、以下のような効果が得られます。
ビジネスにおいて、スピードは極めて大事です。LP 作成ツールはそんなスピード感を武器として持っています。
LP 制作や運営を外注している場合、LP 作成ツールを使えば、内製化できます。その結果、外部とのコミュニケーションコストがゼロになり、情報更新はもちろん、文面やデザインの改善といった仮説検証が高速で実現できます!
LP 作成を内製化できることで、結果にコミットした行動がスピーディーにできるのも、大きなメリットでしょう。
:::memo 紹介した3つのメリットにより、貴重なリソース(人・金・時間)を節約できるのは、非常に魅力的です! :::
ここまで、LP 作成ツールの素晴らしいメリットを解説しましたが、デメリットも当然あります。
それぞれ、解説します。
LP 作成ツールに依存するため、機能が限定されてしまい、ツール次第では、やりたいことができない恐れがあります。
以下、一例です。
そのため、LP 作成ツールを使用する場合は、最低限必要な機能をリストアップし、漏れなく使えるかどうか、確認することが重要です。
LP 作成ツールを使う場合、独自の操作に慣れる必要があります。LP 作成ツールの操作感は、ツールによって使いやすさが異なるため、一概に、LP 作成ツールの操作は難しいと言えません。しかし、最初は慣れるまで多少の時間がかかるケースが多いです。
また、海外製のツールを使用する場合、使い方を調べるのに苦労するかもしれません。
とはいえ、慣れるまで丸1日かかるほどの時間はかからりませんし、圧倒的なデメリットではないでしょう。
LP 作成ツールを使用すると、基本的に LP とツールは一心同体となり、内部はブラックボックス化します。
その結果、ツールで制作した LP を他サービスや運営中の Web サイトなどへ移植することが難しくなります。
:::alert LP のブラックボックス化を避け、自由度を持たせたい場合は、LP 作成ツールを使わない方が無難です。 :::
以上になります。LP 作成ツールのメリット・デメリットのまとめは以下の通りです。
LP 作成ツールにはデメリットがあるものの、メリットが上回るケースが多いでしょう。それくらい、LP 作成ツールで解決できる課題は大きいです。
一方で、既存の Web サイトや Web アプリケーションの一部に LP を公開したい合は、LP 作成コードを使用しない方が良いでしょう。
今後の LP 作成ツールを使用すべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです!
]]>本記事では、WebMarTech Lab のコンセプトや立ち上げた理由や展望などまとめています。
WebMarTech Lab とは
です。
Web マーケティングの実務は幅広いですが、本メディアでは技術の進化が著しい Web 制作 → 集客を中心に紹介する予定です。
近年、マーケティング × テクノロジーを MarTech(マーテック)と略しますが、本メディアでは Web マーケティングをメインに扱うため、WebMarTech と名付けました。
:::box 非技術系の Web マーケターが、技術を学びたくなるメディア :::
これが WebMarTech Lab のコンセプトです。
私は現役の Web マーケティング × Web エンジニアです。前職の株式会社キカガクでは、新規事業の Web エンジニアとコンテンツマーケティングの責任者を兼務していました。
その経験から、Web マーケティングに最新技術が現場レベルで浸透すれば、大きな躍進に繋がると確信。一方で、Web マーケティングの従事者向けに、現場目線で技術の意義とノウハウ、この両者をわかりやすく解説しているコンテンツは殆どありませんでした。
このような背景から、WebMarTech Lab の立ち上げを決意し、今に至ります。
最終的に WebMarTech Lab が Web マーケティングとエンジニアリングを紡ぐ "Hub" のような場所を目指しています。
WebMarTech Lab は Web マーケターとエンジニアを橋渡しするような存在でありたいです。
そして、非技術系の Web マーケターに技術の可能性と面白さを伝えたい。このような想いもあり、WebMarTech Lab を運営しています。
以上になります。正直、立ち上げ時で頂いた周囲からの声は「いいね!」というよりも、「大丈夫?」という意見が多かったです。
「Web マーケティング領域は、市場が飽和していると思うけど」 「Web マーケターに技術力がなくても、便利なサービスが溢れているよね」
それでも、私は Web エンジニアの実務経験を通じて、技術力は Web マーケ領域のポテンシャルを解放すると、信じています。(現状は啓蒙活動に近いですが)
今後の更新をぜひ楽しみにお待ち頂けたら、とても嬉しいです。 ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
]]>