【図解】Google アナリティクスの設定方法。UA と GA4 の両方を導入する流れ

2022.01.08

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【図解】Google アナリティクスの設定方法。UA と GA4 の両方を導入する流れ
  • Google アナリティクスの設定をしたいけど、やり方が複雑そう…
  • Google アナリティクスの全体像が見えない…
  • Google アナリティクスには、新旧のタイプがあるけど、どちらを導入すればいいの…?

このような疑問にお答えすべく、Google アナリティクスの設定方法を図解。初心者向けに、わかりやすく解説しています。

Google アナリティクスの導入を検討している方は必見です!

各自 Google アカウントは作成しておきましょう。Google アカウントをお持ちでない方は、公式で Google アカウントを作成してください!

【前提知識】Google アナリティクスは 2 種類ある

👇 実は Google アナリティクスには、新旧の 2 種類があります。

新しさ名前略称料金
ユニバーサルアナリティクスUA無料
Google Analytics 4GA4無料

昔は Google アナリティクスには UA しかありませんでしたが、2020 年 10 月に新型の GA4 が登場しました。

GA4 は UA と比べて、以下のような特徴があります。

  • プライバシーに配慮した計測方法を採用
  • Web だけでなく、アプリなど横断的な計測が可能
  • 機械学習 (AI) でユーザーの行動を自動で予測

両者の違いはやや難しいため、割愛します。詳細は別記事で解説する予定です!

GA4 が登場した背景
UA では、Cookie(読み方:クッキー)で計測しています。しかし、この Cookie には、プライバシーやセキュリティの問題がありましたその対応策として、イベントで計測する GA4 が登場したのです。

UA と GA4 の両方を導入しよう

一見、GA4 だけ導入すれば十分と感じるかもしれませんが、本メディアでは、UA と GA4 両方の導入を推奨します。

👇 理由はこちら

  • 2022 年 1 月 7 日時点で、初心者は UA の方が使いやすい
    • GA4 よりも、UA の方が情報量が多く、使いやすい
  • 初心者でも扱いやすい UA でも、十分な数値分析ができる
  • 一方で、将来的に GA4 がメインになる可能性がある

このような背景から、現地点では UA と GA4 の併用がベストです。以降から、本メディアでは UA と GA4 の導入方法を解説します。

初心者は UA をメインで使いながら、徐々に GA4 に慣れていくと、良いでしょう。

Google アナリティクスの全体像

👇 Google アナリティクスの全体像をまとめた図になります。 ga account property

このように、アカウントの中に複数のプロパティが存在します。プロパティはドメイン(例: htpps://~~~.com)ごとに作成。最後に、発行されたトラッキングコードを Web サイト(head タグ)に埋め込めば、Google アナリティクスで数値計測ができるようになります。

アカウントの作成は最初だけです。それ以降はアカウントに紐づけて、プロパティのみ作成していきます!

【図解】Google アナリティクスの設定方法

Google アナリティクスにおける設定方法の流れは以下の通りです。

  1. 新規アカウントの作成
  2. UA と GA4 のプロパティも一緒に作成
  3. トラッキングコード(UA と GA4)を Web サイトに埋め込み

順番に解説していきます。

1. アカウントとプロパティ(UA と GA4)の新規作成

👇まず、こちらのGoogle アナリティクスのアカウント作成ページをクリックし、アカウントを作成していきます。

GA account start 「促進を開始」をクリック

👇 続いて、アカウントの設定を行います。 GA account name 各自、アカウント名を入力

👇 アカウントのデータ共有設定は、初期値のままで OK です。 GA Data Share 「次へ」をクリック

👇 次は、プロパティの設定を行います。 GA Property プロパティ名は各自入力。レポートのタイムゾーンと通貨は日本に設定

👇 このままでは、GA4 のみのプロパティしか作成されないため、UA のプロパティも作成するように設定します。 GA Property Details 「詳細オプションを表示」をクリック

👇 UA プロパティ作成の設定をしていきましょう。 GA Property details setting 「ウェブサイトの URL」を各自入力。確認したら、「次へ」をクリック

👇 ビジネス情報を登録していきます。 GA Business 当てはまる項目を各自チェックし、「作成」をクリック

👇 すると、利用規約の確認画面が表示されるため、確認できたら、同意しましょう。 GA Final Check 利用規約をチェックし、「同意する」をクリック

以上で、アカウントとプロパティ(UA と GA4)の新規作成が完了になります!

👇 ウェブ ストリームの詳細の画面が表示されたら「×」をクリックすると、閉じられます。 ga console after save


プロパティを作成できたら、UA と GA4 の画面をそれぞれ確認してみましょう。

👇 まず、作成したプロパティを確認してみます。 ga console ua ga4 check 画像にある矢印部分をクリック

👇 すると、アカウントと紐づくプロパティは表示されるはずです。 ga console ua ga4 list

ここから、UA や GA4 などプロパティを切り替えられます

👇 最初に、UA のプロパティを開いて、ダッシュボード画面をチェックしてみましょう。 ga console ua 「すべてのウェブサイトのデータ」をクリック

👇 このような画面が表示されれば、成功です! ga ua

UA の使い方は後日、解説する予定です。

👇 続いて、GA4 のプロパティを確認してみましょう。 ga4 select GA4 のプロパティをクリック

👇 このような画面が表示されれば、成功です! ga ga4

GA の使い方は後日、解説する予定です。

2.トラッキングコードを Web サイトに埋め込み

👇 まず、UA プロパティから、トラッキングコードを取得しましょう。 ga ua management UA プロパティの状態で、左サイドバーの「管理」をクリック

👇 すると、管理画面が表示されるため、トラッキングコードを取得していきます。 ga ua tracking code 「トラッキング情報」>「トラッキングコード」をクリック

UA の頭文字から始める UA-XXXXXX-X が UA のトラッキング ID です。

👇 グローバル サイトタグにあるトラッキングコードをコピーしましょう。 ga ua tracking code copy UA のトラッキングコードをコピー

<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-XXXXXX-X'); </script>

後で、GA4 のトラッキングコードと合体させるため、メモ帳などにメモしておいてください

👇 続いて、GA4 のトラッキングコードを取得していきます。 ga ga4 management GA4 プロパティの状態で、左サイドバーの「管理」をクリック

👇 すると、管理画面が表示されるため、トラッキングコードを取得していきます。UA とは方法が異なるため、ご注意くださいga4 data stream 「データストリーム」をクリック

ga4 data stream web 「全て」>「URL」をクリック

G の頭文字から始める G-XXXXXXXX が GA4 のトラッキング ID です。

👇 グローバル サイトタグにあるトラッキングコードをコピーしましょう。 ga4 tracking tag open グローバル サイトタグのトラッキングコードをオープン

👇 GA4 のトラッキングコードが表示されたら、gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX'); をコピーしてください。 ga4 tracking tag copy

実は、UA と GA4 のトラッキングコードを比較してみると、殆ど同じです。

👇 そのため、コピーした UA のトラッキングコードに対し、gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX'); を貼り付ければ、UA と GA4 がセットのトラッキングコードが完成します!

<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-XXXXXX-X'); // 追記 gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX'); </script>

詳細は公式ドキュメントをご覧ください。

GA4 に関して https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXX-X?id=UA-XXXXXX-X となっていますが、問題ありません。公式ドキュメントと同じ方法を採用しています。


後は、上記のトラッキングコードを、head タグに埋め込めば完了です!

WordPress であれば、多くのテンプレートで管理画面から head タグに埋め込めます。各自、使用しているテンプレートで、head タグの設定方法を調べてみましょう。

👇 無料テンプレート「Cocoon」の場合 wordpress cocoon Cocoon の設定画面

wordpress cocoon head Cocoon の head タグの設定

UA・GA4 導入のテスト

最後に、UA と GA4 の導入チェックを行います。

  1. 導入した Web サイトにアクセス
  2. UA と GA4 でリアルタイムにアクセスがあるか確認

👇 Web サイトにアクセスした後、UA のリアルタイム数値に、ご自身のアクセスが反映されていれば、OK です! ua test

👇 GA4 も同様に、リアルタイム数値に、ご自身のアクセスが反映されていれば、OK です! ga test

UA は Web サイトにアクセス直後に、リアルタイム数値に反映されますが、GA4 は UA と比べて、反映までやや時間がかかる印象です。GA4 のみ反映されない場合は、少し待ってみましょう。

Google アナリティクスのデバッグができるChrome 拡張機能もありますが、簡易版(トラッキングコードの有無を判断)のため、本メディアでは手動での確認方法を紹介しています。

ご自身のアクセスをフィルタリングしている場合は、リアルタイム数値に反映されません

おわりに

以下、まとめです。

  • Google アナリティクスには、UA と GA4 の 2 種類がある
  • UA と GA4 の両方を導入するのがベスト
  • トラッキングコードを head タグに埋め込めば完了

Google アナリティクスを導入し、Web サイト改善の一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです!

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