【iPaaS】Integromat の始め方。使い方もチュートリアル形式で解説!
2021.11.14
6 min read
- できる限り、コストを抑えて、高機能な iPaaS を使いたい…
- Integromat を使ってみたいけど、日本語の情報が少なすぎる…
- Integromat が海外製で、ハードルが高すぎる…
本記事ではそんな悩みを解決すべく、コスパ最強 iPaaS である Integromat(無料)の始め方を紹介。また、汎用性の高い便利な自動化フローを一緒に構築しながら、基本的な使い方も解説します。
海外製の Integromat は実務やプライベートに導入する参考になれば幸いです!
Integromat について、もっと知りたい…という方は、【iPaaS】Integromat(インテグロマット)とは?特徴や料金など、徹底解説も併せてご覧ください!
Integromat の始め方
まず、Integromat(公式)にアクセスし、無料アカウント作成 → ログインしていきます。
下図のボタンをクリックし、サインアップのページを開きましょう。
Integromat アカウントの作成方法は以下2つです。各自、お好みの方法をお選びください。
- メールアドレス
- Google, Facebook, GitHub のアカウント
本記事では、下図のように、Google アカウントで認証を行い、Integromat のアカウントを作成します。
認証が完了したら、下図のように国を選んで「SIGN UP FOR FREE」をクリックしてください。
すると、下図のようなアンケートの入力ページが表示されます。各自、アンケート項目を入力し、「CONTINUE」ボタンをクリックすれば、アカウント作成とログインが完了となります。
下図のようなダッシュボードが表示されれば成功です!
Integromat の基本的な使い方
Integromat では、以下2つの用語が登場します。
- モジュール (module):単体の機能
- シナリオ (scenario):各モジュールが連携した全体のフロー
シナリオとモジュールのイメージ
ここでは、以下のシナリオを試しに作成しながら、基本的な使い方を紹介します。
上記のシナリオは、GSS で管理するデータを個人やチームに忘れず共有したい時に役立ちます。Slack だけでなく、Chatwork や Teams での通知も可能です。
シナリオ作成の全体像は以下の通りの通りです。
- 新しいシナリオの作成し、GSS のモジュール追加
- Slack のモジュール追加
- シナリオのテスト → 本運用(オン)
順番に解説していきます。
1. 新しいシナリオの作成し、GSS のモジュール追加
まず、下図のように、新しいシナリオを作成しましょう。
続いて、GSS への新規データ登録を検知するモジュールを追加していきます。
Integromat では、様々なアプリが用意されているため、検索ボックスにアプリ名を入力すると、気になるアプリを発見しやすくなります。
手順は下図の通りです。
GSS への新規データ登録を検知したい場合は、下図のように Watch Rows
というトリガーを選択します。他にも様々な機能があるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
その後、GSS のデータを読み取るため、アカウント認証とアクセス許可が必要になります。手順は下図の通りです。
GSS の認証を終えたタイミングで、テスト用シートを作成しましょう。下図のように、ヘッダーには、日程 (Date) と予定 (Schedule) を入力し、その下にデータを追加していくイメージです。
シートを作成できたら、下図のように検知したいスプレッドシートとワークシートを選択しましょう。今回はヘッダーがあるため、テーブルのヘッダーあり or なしの項目は「Yes」とします。
すると、下図のようなポップアップが表示されるはずです。「Choose where to start」とは、データの読み取り地点を意味します。
今回は2行目のテストデータをテストしたいため、下図のように手動でテストデータを選択しましょう。
「where to start」は後から自由に設定を変更できます。
以上で GSS の設定は完了です。
それでは、設定したモジュールが動作するかどうか、テストしてみましょう。下図のように、GSS のアイコンを右クリックし、「Run this module only」をクリックしてください。
すると、テストが完了します。下図のように、テストデータが確認できれば成功です!
もう一度テストデータを確認したい場合は、下図のように「where to start」の再設定が必要なので、注意しましょう。再設定の手順は下図の通りです。
2. Slack のモジュール追加
次は、GSS に追加されたデータを Slack へ通知するモジュールを設定します。
Slack は Chatwork や Microsoft Teams でも代替可能です。
まず、下図のように GSS アイコンの右にある + アイコンをクリックしましょう。
続いて、GSS のモジュールを設定した方法と同じように、Slack のモジュールを設定します。手順は下図の通りです。
今回は Slack のメッセージで通知するため「Craete a Message」を選択しましょう。
次に、Slack の認証を行います。
Slack の認証が完了したら、モジュールの細かい設定を行いましょう。
本記事では、パブリックチャンネルの「n-ipaas-test」にメッセージを投稿します。各自、各々のチャンネルを選びましょう。
また、メッセージの内容は、Text ボックスに入力します。本記事では、GSS のデータが追加された時、以下の内容を Slack のチャンネルに投稿しますが、自由に設定して大丈夫です。
【New Data!】 Date: GSS に追加された Date データ Schedule: GSS に追加された Schedule データ
以上で設定は完了です。
それでは、設定したモジュールが動作するかどうか、GSS のモジュールと同じようにテストしてみましょう。手順は下図の通りです。
Slack のチャンネル投稿テストでは、下図のようにダミーデータを入力する必要があります。
下図にように、Slack にテストデータが投稿されれば成功です!
3. シナリオのテスト → 本運用(オン)
最後に、シナリオの一連のテストを行い、スイッチをオンにしましょう。まず、GSS モジュールの「where to start」を設定します。
これで準備完了です。最後に画面の左下にある「Rune once」ボタンをクリックします。
テスト実行後、Slack に下図のようなテキストメッセージが表示されれば成功です。
後は、作成したシナリオを定常運行させるのみです。手順は下図のようになります。
最後に運用に問題ないかどうか、GSS に新たにデータを追加してみましょう。
15 分以内に Slack で通知されれば、問題なく運用できている証拠となります。
さいごに
以上になります。Integromat を使えるようになれば、コスパ最強の業務自動化ツールになります。
ぜひ、Integromat 導入の参考になれば、これ以上嬉しいことはありません。 → Integromat の無料アカウント登録はこちら