Google サーチコンソールとは?登録方法も解説!【初心者向け】
2021.12.17
5 min read
- Google サーチコンソールって、どんな分析ツール?何ができるの?
- Google サーチコンソールの登録方法を教えてほしい…
本記事では、Web 運用の初心者向けに Google サーチコンソールの特徴から登録方法をわかりやすく解説しました。参考になれば幸いです!
Google サーチコンソールとは?
Google サーチコンソールを一言でまとめると、Google 検索周辺を分析できる無料ツールです。また、Web サイトの異常診断もしてくれます。Web サイトのドクターに近いです!
Google アナリティクスとの違いについて
Google サーチコンソールができること
Google サーチコンソールでは色々なことができますが、ここでは初心者に馴染みやすい "できること" を3つピックアップしました。
- 検索周辺を分析できる
- サイトマップを送信できる
- 異常なページがわかる
順番に解説します。
検索周辺を分析できる
Google サーチコンソールでは、Google 検索における掲載順位やクリック率 (CTR) といった Google 検索のトラフィックデータを計測できます。
例えば、以下のような施策に役立つでしょう!
- クリック率から Web ページのタイトルを改善
- クエリ(検索キーワード)から伝えるべき内容をブラッシュアップ
- 検索パフォーマンスが良いページを補強
サイトマップを送信できる
サイトマップについて、過去記事から引用しました。
サイトマップを一言でまとめると、Web サイトの様々なページリンクを1つにまとめたものです。
サイトマップには、以下のように2種類あります。
種類 違い SEO への影響 HTML サイトマップ ユーザーに対し、Web サイト内の様々なページリンクを1つにまとめたページ ✗ XML サイトマップ 検索エンジンに対し、Web サイトのページ構造をまとめたファイル ◯ 大きな違いはサイトマップのターゲットです。HTML サイトマップはユーザー向けに対し、XML サイトマップは検索エンジン向けになります。
SEO で影響するサイトマップは、XML サイトマップです。XML サイトマップがあると、検索エンジンは Web ページの場所(URL)を認識しやすくなり、様々な Web ページを効率的にクロール(巡回)できます。
そして、Google サーチコンソールを使えば、サイトマップを送信でき、検索エンジンに早く認知してもらえます!
本メディアのサイトマップはここからアクセスできます。
サイトマップの作り方
異常なページがわかる
Google サーチコンソールに Web サイトを登録すると、異常な Web ページを早期発見できます。
Web ページに何かしらの異常(スパム等)があった場合、メールで警告してくれるため、早期対応も可能。Web サイトのドクターチェックを自動化できて便利です!
また、Google サーチコンソールで個別 URL の診断もできます。
他にも、Google サーチコンソールでは、以下のようなことができます。詳細は公式ページをご覧ください!
- **インデックス**登録に関する問題を修正し、新規コンテンツや更新したコンテンツのインデックス再登録をリクエストする。
- ウェブサイトにリンクしているサイトを表示する。(被リンク)
- AMP、モバイル ユーザビリティ、その他の検索機能に関する問題を解決する。
Google サーチコンソールは導入すべき?
Google サーチコンソールは導入しなくても、特に大きな問題はありません。しかし、サイトマップ送信や Web ページの異常診断は便利なため、Google サーチコンソールの導入はオススメしたいです。
Google サーチコンソールの登録も簡単かつ無料なため、費用対効果は非常に高いです。
Google サーチコンソールの登録方法
Google サーチコンソールに Web サイトを登録する方法を紹介します。
予め Google アカウントを作成し、ログインしておきましょう。
まず、Google Search Console にアクセスしてください。すると、以下2パターンが表示されます。
方法 | 方法 |
---|---|
URL プレフィックス | head タグに指定 HTML を埋め込み or Google アナリティクスと連携 etc... |
ドメイン | DNS 設定 |
本記事では以下3つの方法を順番に紹介します。お好みの方法をお選びください!
- URL プレフィックス
head
タグに指定 HTML を埋め込み- Google アナリティクスと連携
- ドメイン
Google Domains で購入した独自ドメインであれば、「ドメイン」の方法で進めると、DNS 設定をすることなく、Google サーチコンソールに登録できます! 参考:【比較】独自ドメイン取得サービスは Google Domains がおすすめ
URL プレフィックス:head
タグ
URL プレフィックスで head
タグに 指定 HTML を埋め込む方法を紹介します。まず、入力欄に URL をコピーして貼り付けましょう。
続いて、指定 HTML をコピーしてください。
その後、各自 head
タグにコピーした HTML を貼り付けましょう。下図は WordPress のテーマ "Cocoon" の場合になります。
head
タグに HTML を埋め込んだら、下図のように確認ボタンをクリックしましょう。
ポップアップ画面が表示されれば成功です!
URL プレフィックス:Google アナリティクス連携
URL プレフィックス で Google アナリティクスと連携する場合、トラッキングコードが head
タグに埋め込まれていることが前提となります。
確認ボタンをクリックし、問題なければ、Google サーチコンソールに登録できます!
ドメイン
ドメインの場合、DNS 設定をすれば良いため、head
タグを編集する必要もありません。方法は下図の通りです。
続いて、DNS をコピーしましょう。
後は各自サーバーにアクセスし、DNS を設定すれば OK です。下図は ConoHa Wing で DNS 設定している様子です。
- タイプ:
TXT
- 名前:
@
- TTL:3600
- 値:TXT レコードをコピーして貼り付け
各自、使用しているサーバーの DNS 設定を確認しましょう。
DNS の設定が完了したら、ドメイン所有権の確認ボタンをクリックするだけです。
ポップアップ画面が表示されれば成功です!
おわりに
Google サーチコンソールのまとめになります。
- Google サーチコンソールは、Google 検索周辺を分析できる無料ツール
- ドクターチェックのように、Web サイトの診断も可能
- 登録方法は複数あるため、お好みの方法を選択しよう
Google サーチコンソールは無料かつ一度でも登録すれば、自動で色んな分析をしてくれるため、なるべく早めに登録すると、良いでしょう!
初学者の方が Google サーチコンソールの理解を深めるキッカケになったら幸いです。