【初心者向け】WordPress のバックアップ・復元する方法を解説!
2022.01.05
6 min read
- WordPress のバックアップは、いつ行えばよいの…?
- 初心者でも簡単にできる WordPress のバックアップ方法ってないの…?
- WordPress のバックアップだけでなく、復元する方法も知りたい!
このような疑問にお答えすべく、初心者向けに WordPress のバックアップ・復元について、わかりやすく解説しました。
予期せぬトラブルに備えるため、バックアップは重要です。WordPress のバックアップをしていない方はぜひ一読してみてください!
バックアップするデータ
👇 WordPress でバックアップすべきデータはこちらです。
バックアップすべきデータ
- データベース
- 記事
- コメント
- ユーザー
- etc...
- WordPress (wp-content)
- プラグイン
- テーマ
- アップロード
- 画像
- 動画
- etc...
データベースには、記事などの重要なデータが管理されているため、丸ごとバックアップします。また、WordPress 配下で管理しているプラグイン、テーマ、アップロードも、独自のデータになるため、バックアップが必要です。
WordPress を丸ごとバックアップすることも当然あります!
バックアップのタイミング
バックアップのタイミングは大きく分けて以下3つです。
- バージョンを更新する前
- WordPress
- テーマ
- プラグイン
- カスタマイズする前
- 装飾:
css
ファイル - WordPress のプログラム:
functions.php
- 装飾:
- 定期的
順番に解説します。
1. バージョンを更新する前
バージョン更新によって、プログラムが正常に動作せず、思うように Web ページが表示されないケースがあります。そのため、バージョン更新前に戻せるように、事前にバックアップすることをオススメします。
2. カスタマイズする前
スタイル(見た目の装飾)や WordPress のプログラムをカスタマイズできる functions.php
を変更する時も、予期せぬトラブルが発生しやすいため、事前にバックアップすることをオススメします。
3. 定期的
予期せぬデータの破損などにも備えて、週イチ 〜 月イチで定期的にバックアップしておくと、安心できます。
バックアップできる無料プラグイン 2 選
WordPress のバックアップが簡単にできる無料のプラグインが 2 つあります。
- UpdraftPlus
- BackWPup
どちらも有名ですが、初心者には UpdraftPlus をオススメします。なぜなら、以下のような初心者にピッタリの特徴があるからです。
- ボタン 1 クリックでバックアップできるほど簡単
- バックアップの復元が簡単
- 古いバックアップファイルを自動で削除してくれる
バックアップは復元までがセットです。UpdraftPlus を使えば、管理画面で簡単に復元できます。BackWPup の場合、初心者にはバックアップの復元が難しめです。
そのため、本メディアでは初心者に UpdraftPlus を推奨しており、以降から UpdraftPlus のバックアップ・復元方法を解説します!
UpdraftPlus でバックアップする方法
UpdraftPlus でバックアップする手順は以下の通りです。
- UpdraftPlus のインストール → 有効化
- UpdraftPlus の設定
- 手動でバックアップを実行
順番に図解していきます。
1. UpdraftPlus のインストール → 有効化
👇 まず、UpdraftPlus をインストールし、有効化しましょう。
UpdraftPlus を検索し、インストールボタンをクリック
UpdraftPlus をインストールしたら、有効化ボタンをクリック
以上で、UpdraftPlus のインストール → 有効化が完了です!
2. UpdraftPlus の設定
👇 続いて、UpdraftPlus で定期的にバックアップするための設定を行います。
UpdraftPlus の設定画面を開く方法
設定画面を開いたら、定期実行の頻度とバックアップの保存数を設定します。各項目に意味は以下の通りです。
- ファイルバックアップのスケジュール
- 定期実行の頻度
- 予約からのバックアップを保存しておく数
- 保存しバックアップ数
- 設定した保存数を上回ると、古いファイルが自動で削除される
👇 定期実行の頻度とバックアップの保存数の設定
👇 次は、バックアップファイルの保存先を設定しましょう。本メディアでは Google Drive(無料)に保存します。
👇 すると、Google Drive の設定が表示されます。認証は設定を保存した後に行うため、次の設定に移りましょう。
👇 バックアップするファイルは初期値で OK です。
👇 最後に、保存ボタンをクリックしましょう。
👇 すると、Google Drive の認証を促すポップアップ画面が表示されるため、認証を行いましょう。 Google Drive の認証をスタート
Google Drive のアカウントを選択
Google Drive との連携を許可
👇 認証が完了すると、完了画面が表示されるため「Complete setup」ボタンをクリックしてください。
👇 すると、設定画面に ”成功” と表示されるはずです!
以上で、UpdraftPlus の設定は完了です。設定した翌日から定期的に自動でバックアップしてくれます。
3. 手動でバックアップを実行
👇 設定が完了したら、試しに手動でバックアップを実行してみましょう。 設定画面にある「今すぐバックアップ」ボタンをクリック
👇 今回は全てのファイルをバックアップしてみます。自動削除の対象になるように「手動削除のみ許可」のチェックは外しておきましょう。
👇 しばらく待つと、バックアップが完了。既存のバックアップにファイルが表示されます。
👇 Google Drive の UpdraftPlus
ファイルにアクセスすると、バックアップファイルを確認できるはずです。
UpdraftPlus では、テーマやプラグインなど分別されてバックアップされます。そのため、一部のファイルのみ復元することも可能です。
UpdraftPlus でバックアップを復元する方法
UpdraftPlus でバックアップを復元する方法も紹介します。
👇 まず、復元したいバックアップの「復元」ボタンをクリックしましょう。
👇 続いて、復元したいファイルにチェックを付けて、「次」ボタンをクリックしてください。
しばらくの間、復元の準備が始まります。
👇 少しばかり待機すると、ファイルサイズが異なる等の警告が表示されるかもしれません。基本的に問題なさそうであれば、「復元」ボタンをクリックしましょう。
👇 後は、復元が完了するのを待つのみです!
【参考】UpdraftPlus と BackWPup の違い
👇 BackWPup と UpdraftPlus の大きな違いは、バックアップの対象範囲です。
プラグイン | バックアップの対象範囲 |
---|---|
BackWPup | データベース + WordPress 丸ごと |
UpdraftPlus | データベース + WordPress の一部( wp-contents ファイルのみ) |
全てバックアップしたい時は、復元の難易度が上がりますが BackWPup を使用しましょう。
また、UpdraftPlus の無料版はバックアップの定期実行における時刻を指定できません。一方で、BackWPup は時刻の指定が可能です。一般的に、バックアップの処理は重くなりやすいため、アクセス数が少ない深夜帯に行います。
定期実行の時刻指定ができないのは、UpdraftPlus のデメリットと言えるでしょう。
私は両者のプラグインを使用していますが、初心者であれば UpdraftPlus で良いと感じます。 WordPress に慣れ、必要になったタイミングで BackWPup も使ってみると良いでしょう。
👇 BackWPup vs UpdraftPlus のまとめ(両者ともに無料)
BackWPup | UpdraftPlus | |
---|---|---|
バックアップの難易度 | ◯ | ◎ |
復元の難易度 | ▲ | ◯ |
バックアップの範囲 | 全て | wp-contents ファイル + データベース |
定期実行 | ◯ | ◯ |
定期実行の時刻を指定 | ◯ | ✗ |
おわりに
以上になります。WordPress のバックアップの参考になれば幸いです!