投稿前にやるべき WordPress の初期設定【初心者向け】
2021.12.14
6 min read
- WordPress はインストールしたけど、どんな設定をすべきか、わからない…
- WordPress のダッシュボード画面、設定箇所が多すぎる…
そんなお悩みを解決するため、本記事では WordPress をインストールした直後に、やるべき初期設定を6つ紹介します。
- サイト情報の設定
- プロフィール設定
- パーマリンクの設定
- コメントの設定
- トップページの表示設定
- ファイル管理の設定
WordPress の初期設定が遅れると、大惨事になるケースもあります(体験談)。だからこそ、WordPress 初心者の方はぜひ一読ください!
WordPress のインストール方法が知りたい方へ
1. サイト情報の設定
まず、ユーザーが最も目にする Web サイトの情報を設定しましょう。設定方法は下図の通りです。
以下テーブルに、重要な項目の説明をまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
サイトのタイトル | Web サイトの名前 |
キャッチフレーズ | Web サイトのキャッチフレーズ |
WordPress アドレス(URL) | WordPressが保存されている場所の URL |
サイトアドレス(URL) | Web サイトの URL |
管理者メールアドレス | コメント更新などのメール通知の届け先 |
サイトのタイトルは検索エンジンで表示されるため、非常に重要です。キャッチフレーズに関しては、テンプレートにもよりますが、基本的には「タイトル + キャッチフレーズ」で検索エンジンに表示されることが多いため、入力することをオススメします。
また WordPress アドレスとサイトアドレスは、基本的に初期入力された URL で OK です。ただし、SSL 化(http
→ https
)している場合は、https
に変更しましょう。
管理者メールアドレスはコメントなどのメール通知の受け取り先です。そのため、よく使うメールアドレスを入力すると、良いでしょう。
テンプレートによって、更に細かい設定が可能です。詳細は各テンプレートのドキュメントをチェックしてみてください!
2. プロフィール設定
続いて、プロフィールを設定しましょう。方法は下図の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
ニックネーム | そのまんま、ニックネーム |
ブログ上の表示名 | 著者名 |
メールアドレス | パスワード再発行などのメール通知の届け先 |
サイト | 著者に関連する URL |
プロフィール情報 | 著者の情報 |
プロフィール写真 | 著者の写真やアイコン |
Web サイトで公開されるプロフィール名は「ブログ上の表示名」です。設定方法は下図の通りです。個人情報を伏せたい方は、必ず設定しましょう。
メールアドレスに関しては、よく使うメールアドレスを登録してください。パスワードの再発行などで使います。
また、テンプレートにもよりますが、プロフィール情報・写真を登録すると、記事の著者情報に、表示されることが多いです。自己ブランディングにも繋がるため、プロフィールの情報は登録することをオススメします。
テンプレートによっては、Twitter や Facebook などの SNS アカウントを入力する項目もあります。
プロフィール写真を設定する方法
残念ながら WordPress には、プロフィール写真をアップロードする機能がデフォルトでありません…。
そのため、プロフィール写真を簡単にアップロード → 設定できる Avatar Manager というプラグインをオススメしています。
Avatar Manager の導入方法は下図の通りです。
Avatar Manager を有効化したら、プロフィール画像をアップロード → 設定しましょう。方法は下図の通りです。
以上で、プロフィール写真の設定は完了です!
著者 URL のセキュリティ向上
テンプレートにもよっては、Web サイトの https://~~~~.com?author=1
にアクセスすると、https://~~~~.com/author/username
が表示される場合があります。username
とは、WordPress へのログインに関連する情報になるため、セキュリティ的に危険です。
そのため、著者に紐付く URL を変更することを強くオススメします。方法は Edit Author Slug というプラグインを使います。
Edit Author Slug の導入方法は下図の通りです。
Edit Author Slug を有効化できたら、下図のように投稿者のスラッグを変更しましょう。
選択肢に所望のスラッグがある場合は、そこにチェックをつけて、プロフィールを更新しましょう!
3. パーマリンクの設定
パーマリンクとは、下図を意味します。
記事をたくさん投稿した後にパーマリンクの設定を変更すると、あらゆる記事の URL が変更されるため、地獄が待っています。検索順位 (SEO) にも悪影響を及ぼしやすいです。
だからこそ、パーマリンクの設定は初期設定で必ず行いましょう。方法は下図の通りです。
サンプルページにアクセスした時、https://~~~.com/hello-world
となれば、成功です!
記事のスラッグを変更したい場合
もし、投稿済みの記事のスラッグを変更したい場合は、下図のように行います。
4. コメントの設定
WordPress では、デフォルトで第三者によるコメントが可能で、常にコメントができる状態になっています。
コメントの設定をすれば、非表示も可能です。また、細かくカスタマイズしたコメントの設定もできます。ここでは、コメントの非表示・表示に分けて、解説していきます。
コメントを非表示にする方法
コメンを非表示にする方法は下図の通りです。
上図の設定後、新しい記事に関しては、自動でコメント欄が削除されます。
ただし、既存のページに関しては、コメントができる状態です。既存ページもコメントできない状態にしたい場合は、下図のように設定しましょう。
過去のコメントを非表示にしたい場合は、承認 → 非承認に設定してください!
コメントの細かい設定方法
WordPress では、コメントの細かい設定が可能です。一例になりますが、私がよく行うコメントの設定を紹介します。
コメントを承認制にすると、荒らされる心配がありません。また、名前やメールアドレスを入力必須とすると、コメントへのハードルが高くなるため、オフにしています。
また「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」をチェックにすると、リンク先へ通知がいきます。私は必要ないと判断し、いつもオフにしています。
ご自身のお好みで、理想の設定を是非してみてください!
5. トップページの表示設定
続いて、トップページの表示設定をしましょう。デフォルトはブログ形式の設定になっています。
もし、更新しないページをトップページにしたい場合は、「固定ページ」にチェックしてください!
6. ファイル管理の設定
WordPress はデフォルトで、画像などのファイルをアップロードすると、年月フォルダに自動で管理してくれます。
好みの問題ですが、年月フォルダでファイルが分けられると、過去のファイルを探す時に面倒ではないでしょうか。そのため、私はアップロードしたファイルを年月フォルダで整理しないように設定しています。
私と同じようにファイルを管理したい場合は、下図のように設定してください!
それ以外はデフォルトで大丈夫です。
おわりに
WordPress の初期設定をまとめます。
- サイト情報の設定
- プロフィール設定
- パーマリンクの設定
- コメントの設定
- トップページの表示設定
- ファイル管理の設定
たくさんの記事を投稿した後に設定を変更すると、大変なケースが多いため、必ず最初にやっておくことをオススメします!
また、WordPress にオススメのプラグインや発展的な設定についても、後日に解説する予定です。お楽しみにしていただけたら幸いです!