【最新版】WordPress でサイトマップを作成する方法【プラグイン推奨】
2022.01.04
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- WordPress でサイトマップを作成する方法がわからない…
- WordPress にデフォルトでサイトマップ生成の機能があるけど、これで良いの…?
本記事ではこのような疑問を解決すべく、WordPress でのサイトマップの作成方法を紹介します。
サイトマップ生成の機能が標準で搭載
WordPress ではバージョン 5.5 から、サイトマップを自動で生成する機能がデフォルトで搭載されました。 参考:New XML Sitemaps Functionality in WordPress 5.5 – Make WordPress Core
すでに WordPress をサーバーにインストールした方は、https://~~~~.com/sitemap.xml
にアクセスしてみてください。おそらく、下図のようなサイトマップが表示されるはずです。
WordPress の標準機能で生成されたサイトマップ
標準のサイトマップは、やや欠点あり
WordPress 標準のサイトマップはシンプルすぎて、実運用では物足りない印象があります。例えば、以下のようなことができません。
- サイトマップから除外したい特定のページを指定できない
- 最終更新日がサイトマップに反映されていない
- 各ページの優先度を指定できない
このような背景から、本メディアでは 200 万以上もインストールされている老舗のプラグイン “XML Sitemaps” で、サイトマップを生成することを推奨しています。
WordPress 標準のサイトマップで十分な方へ
【推奨】プラグインでサイトマップを生成する方法
“XML Sitemaps” でサイトマップを生成する手順は以下は通りです。
- 標準で搭載されたサイトマップの生成機能を停止
- プラグイン “XML Sitemaps” の設定
順番に解説します。
1. 標準で搭載されたサイトマップの生成機能を停止
まず、標準で搭載されているサイトマップの生成機能を停止しましょう。方法は非常に簡単です!プラグイン “Disable WP Sitemaps” をインストール → 有効化するだけで停止できます。
👇 Disable WP Sitemaps のインストール → 有効化する方法 Disable WP Sitemaps のインストール
Disable WP Sitemaps を有効化
以上で、WordPress 標準のサイトマップ停止が完了となります!
Disable WP Sitemaps を使わない場合
function.php
に add_filter( 'wp_sitemaps_enabled', '__return_false' );
を追記すると、プラグインを使用することなく、WordPress 標準のサイトマップを停止できます。2. プラグイン “XML Sitemaps” の設定
👇 続いて、プラグイン “XML Sitemaps” をインストール → 有効化しましょう。 XML Sitemaps のインストール
XML Sitemaps の有効化
👇 最後に XML Sitemaps の基本的な設定します。 XML Sitemaps の設定を開く
👇 基本的な設定は初期設定のままで OK です。特に変更する必要はありません。
XML Sitemaps の基本的な設定
👇 設定した各項目の解説
- Notify Google...
- サイトを更新したら、Google に通知
- Notify Bing...
- サイト更新したら、Bing に通知
- サイトマップの URL を仮想 robots.txt ファイルに追加
- 検索エンジンに向けて、サイトマップの場所を伝えるようにする
- Try to automatically compress the sitemap...
- サイトマップのサイズを圧縮(軽量化)
- HTML形式でのサイトマップを含める
https://~~~~.com/sitemap.html
にアクセスすると、ユーザーが確認しやすい形式 (HTML
) のサイトマップになる
👇 Additional Pages(訳:追加ページ)も同様に、初期設定のままで OK です。 XML Sitemaps の追加ページの設定
👇 投稿の優先順位は後ほど指定するため「優先順位を自動的に計算しない」にチェックを付けましょう。 XML Sitemaps の投稿の優先順位における設定
Sitemap コンテンツでは、サイトマップに反映したいページの設定が可能です。チェックしたページはサイトマップに反映され、検索エンジンに登録(インデックス)されます。
そのため、検索して読んでもらいたいコンテンツにチェックをしましょう!
👇 「カテゴリーページを含める」にもチェックを付けることをオススメします。 XML Sitemaps の Sitemap コンテンツの設定
タグページは、カテゴリーページと重複する可能性が高いため、チェックを外しています。また、アーカイブページや投稿者ページは、検索されることが少ない傾向にあるため、チェックを外しました。
👇 Excluded Items(訳:除外したい項目)は、基本的に初期設定のままで OK です。 XML Sitemaps の Excluded Items の設定
検索されるほど価値が高くないカテゴリーや特別なページがある場合は、Excluded Items を設定すると、良いでしょう。
👇 Change Frequencies(訳:更新頻度)では、各項目の更新頻度を設定します。 XML Sitemaps の Change Frequencies の設定
👇 続いて、検索エンジンにおけるクロールの優先順位(1.0
~ 0.0
)を設定しましょう。
XML Sitemaps の優先順位の設定
アーカイブ別や投稿者ページなど、検索にそこまで必要ないページは 0.0
、ホームページや個別ページなど検索されてほしいページは 1.0
と高く設定します。
優先順位は相対値のため、高低差を付けることが重要です。全て同じ数値(例えば、全て 1.0
と設定)にすると、優先度の意味がなくなります。
👇 最後に、XML Sitemaps の設定を更新すれば、XML Sitemaps の設定が完了となります! XML Sitemaps の設定を保存
サイトマップの送信方法
最後に、検索エンジンにより早く認知してもらえるように、生成した XML サイトマップを検索エンジンに向けて送信しましょう。
方法は非常に簡単で、Google サーチコンソール を使います。
Google サーチコンソール がよくわからん…て方や未登録の方はGoogle サーチコンソールとは?登録方法も解説 をご覧ください!
👇【引用】Google サーチコンソールでサイトマップを送信する手順
- Google サーチコンソールにアクセス
- 左サイドバーの「サイトマップ」をクリック
- XML サイトマップがある URL を入力
- 送信ボタンをクリック
XML サイトマップを送信した後、下図のようにステータスが "成功" になれば、送信完了です。
おわりに
以下、まとめです。
- WordPress(バージョン 5.5 以上)には、標準でサイトマップ生成する機能が搭載
- 標準のサイトマップでは実運用で物足りないため、プラグイン推奨
- Google サーチコンソールで、サイトマップを送信すること
WordPress におけるサイトマップ生成の参考になれば幸いです!